売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00854 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態および経営成績の状況

 ① 財政状態の分析

(資産)

 当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、2,610億44百万円で、前連結会計年度末に比べ91億79百万円増加いたしました。

 流動資産につきましては94億97百万円増加いたしましたが、これは現金及び預金が95億98百万円増加したことが主な要因であります。

 固定資産につきましては3億17百万円減少いたしましたが、これは設備投資等により有形固定資産が14億78百万円増加したものの、長期預金の解約等により投資その他の資産が19億96百万円減少したことが主な要因であります。

(負債)

 当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、644億64百万円で、前連結会計年度末に比べ80億79百万円増加いたしましたが、これは支払手形及び買掛金が22億26百万円および未払法人税等が15億22百万円それぞれ増加したことが主な要因であります。

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は、1,965億80百万円で、前連結会計年度末に比べ11億円増加いたしましたが、これは円安により為替換算調整勘定が18億23百万円増加したことが主な要因であります。

 この結果、当第1四半期連結会計期間末の自己資本比率は71.8%となりました。

 

 ② 経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間(2024年1月1日~2024年3月31日)における当社グループ製品の主な需要先でありますエレクトロニクス市場においては、パソコンやスマートフォンの需要がゆるやかに回復したことにより、半導体需要は前年同期を上回りました。

 このような情勢下において当社グループは、2024年度を最終年度とする3カ年の中期計画「tok中期計画2024」に掲げた全社戦略の推進に総力をあげて取り組んでまいりました。

 この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は450億17百万円(前年同期比17.0%増)、営業利益は57億93百万円(同7.4%増)、経常利益は60億39百万円(同4.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は35億99百万円(同66.9%増)となりました。

 なお、事業セグメントごとの経営成績は記載しておりませんが、部門別売上高は以下のとおりとなりました。

 

 エレクトロニクス機能材料部門の売上高は、244億60百万円(前年同期比19.7%増)、高純度化学薬品部門の売上高は、200億65百万円(同15.0%増)、その他の売上高は、4億90百万円(同14.0%減)となりました。

 

 

(2)重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、40億51百万円であります。

 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。