売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02477 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における当社を取り巻く経営環境は、地政学的リスクの長期化、深刻化や資源価格の高止まりが継続し、また、欧州では金融引き締めの影響による経済活動の停滞、不動産市場の低迷を契機とした中国経済の先行き懸念などもあり、依然として先行きが不透明な状況が継続しました。

このような経営環境の中、プラスチック成形事業は、スマートフォンやパソコン等の需要の減少やデータセンター等の設備投資抑制の影響がより顕在化したこと等に伴う半導体市場の低迷に伴い、足元の業績が急激に悪化することとなりました。成形機事業は、設備投資が回復基調にあり受注は堅調であったものの、依然として部品供給不足の状況が継続し、生産活動が制約を受けたことによる工場稼働率の低下等もあり、厳しい状況となりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は10,294百万円(前年同期比2.6%減)、営業利益は1,407百万円(前年同期比23.5%減)、経常利益は1,470百万円(前年同期比22.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は997百万円(前年同期比22.8%減)となりました。

 

セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

 

(プラスチック成形事業)

当第3四半期連結累計期間の売上高は9,578百万円(前年同期比1.8%減)、営業利益は1,761百万円(前年同期比18.0%減)となりました。

 

(成形機事業)

当第3四半期連結累計期間の売上高は893百万円(前年同期比13.6%減)、営業利益は72百万円(前年同期比45.4%減)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(流動資産)

当第3四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べて3,314百万円減少し、14,105百万円となりました。これは主に、商品および製品の増加359百万円があったものの、現金及び預金の減少3,628百万円があったこと等によるものであります。

(固定資産)

当第3四半期連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末に比べて3,869百万円増加し、13,023百万円となりました。これは主に、有形固定資産の増加3,970百万円があったこと等によるものであります。

(流動負債)

当第3四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べて118百万円増加し、4,805百万円となりました。これは主に、未払法人税等の減少499百万円、電子記録債務の減少390百万円があったものの、その他流動負債の増加928百万円があったこと等によるものであります。

(固定負債)

当第3四半期連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末に比べて118百万円減少し、614百万円となりました。これは主に、役員退職慰労未払金の減少131百万円があったこと等によるものであります。

(純資産)

  当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて554百万円増加し、21,709百万円となりました。これは主に、配当金の支払450百万円があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益997百万円の計上があったこと等によるものであります。

 

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は11百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。