売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02477 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間における当社を取り巻く経営環境は、世界経済が緩やかに回復している一方で、地政学リスクの長期化やインフレ圧力に伴う金融引き締め継続等の影響もあり、景気の先行きが不透明な状況が続きました。

このような事業環境のもと、プラスチック成形事業は、半導体関連製品の在庫調整が継続し需要は弱含みで推移しましたが底は打ち、前四半期比では増収増益となったものの、旺盛な需要が継続していた前年同期比では減収減益となりました。成形機事業は、部品供給不足の状況が緩和されつつあることに伴い工場稼働率も回復傾向にあり、前年同期比増収増益となりました。

この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は3,527百万円(前年同期比16.6%減)、営業利益は270百万円(前年同期比62.1%減)、経常利益は290百万円(前年同期比60.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は186百万円(前年同期比63.3%減)となりました。

 

セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

(プラスチック成形事業)

当第1四半期連結累計期間の売上高は2,974百万円(前年同期比24.6%減)、営業利益は393百万円(前年同期比53.3%減)となりました。

(成形機事業)

当第1四半期連結累計期間の売上高は637百万円(前年同期比90.4%増)、営業利益は78百万円(前年同期比90.5%増)となりました。

 

 (2)財政状態の分析

(流動資産)

当第1四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べて1,037百万円減少し、12,248百万円となりました。これは主に、現金及び預金の減少832百万円、その他流動資産の減少482百万円があったこと等によるものであります。

(固定資産)

当第1四半期連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末に比べて873百万円増加し、14,119百万円となりました。これは主に、有形固定資産の増加818百万円があったこと等によるものであります。

(流動負債)

  当第1四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べて156百万円減少し、4,027百万円となりました。これは主に、賞与引当金の増加168百万円、支払手形及び買掛金の増加133百万円があったものの、その他流動負債の減少510百万円があったこと等によるものであります。

(固定負債)

当第1四半期連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末に比べて19百万円減少し、535百万円となりました。これは主に、繰延税金負債の減少20百万円があったこと等によるものであります。

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて11百万円増加し、21,805百万円となりました。これは主に、配当金の支払い180百万円があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益186百万円の計上があったこと等によるものであります。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。