シンプレクス・ホールディングス株式会社

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売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E36928 IFRS


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当第3四半期連結会計期間末の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は以下のとおりであります。

なお、本項に記載した予想、見通し等の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間末現在において入手可能な情報に基づき判断したものであります。将来に関する事項は、様々なリスクや不確実性を内包しており、経済環境の変化等により、実際の業績はこれらの見通し等から異なる結果となる可能性があります。

 

(1)経営成績等の状況の概要

① 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりであります。

(売上収益)

売上収益は、システムインテグレーション、運用サービスともに売上が好調に推移したこと及び戦略/DXコンサルティングの新規案件獲得により、29,951百万円(前年同四半期25,808百万円、前年同四半期比16.1%増)と過去最高となりました。

 

(売上総利益)

売上総利益は12,979百万円(前年同四半期10,685百万円、前年同四半期比21.5%増)と、前年同四半期を大きく上回り、売上総利益率は43.3%(前年同四半期41.4%)と、前年同四半期を上回りました。

 

(営業利益)

販売費及び一般管理費は、主に新卒社員数の増加による人件費の増加や採用・研修の強化などにより、4,899百万円(前年同四半期4,023百万円、前年同四半期比21.8%増)と、前年同四半期より増加しました。研究開発費は1,354百万円(前年同四半期1,076百万円、前年同四半期比25.8%増)と、前年同四半期より増加しました。

また、識別可能資産償却費は312百万円(前年同四半期335百万円)となり、その他の収益に37百万円、その他の費用に64百万円を計上しています。

この結果、営業利益は6,387百万円(前年同四半期5,367百万円、前年同四半期比19.0%増)、営業利益率は21.3%(前年同四半期20.8%)となりました。

 

(税引前四半期利益)

金融収益34百万円、金融費用121百万円、持分法による投資利益7百万円を計上して、税引前四半期利益は6,307百万円(前年同四半期5,254百万円、前年同四半期比20.0%増)となりました。

 

(四半期利益)

法人所得税費用は2,062百万円(前年同四半期1,710百万円)となり、親会社の所有者に帰属する四半期利益は4,245百万円(前年同四半期3,544百万円、前年同四半期比19.8%増)となりました。

 

② 財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末の財政状態は以下のとおりであります。

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、73,602百万円(対前連結会計年度末比3,336百万円増加)となりました。これは主に、現金及び現金同等物が1,418百万円増加した他、オフィス拡充に関連して、敷金及び保証金の差入等によりその他の金融資産が765百万円、設備の購入により有形固定資産が488百万円増加したことによるものです。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、28,610百万円(対前連結会計年度末比328百万円増加)となりました。これは主に、オフィス拡充関連の設備購入により、営業債務及びその他の債務が765百万円増加した一方で、返済により借入金が534百万円減少したことによるものです。

 

(資本)

当第3四半期連結会計期間末における資本合計は44,992百万円(対前連結会計年度末比3,008百万円増加)となり、親会社所有者帰属持分比率は61.1%(前連結会計年度末は59.7%)となりました。

 

③ キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は14,250百万円(対前年同四半期末比2,414百万円増加)となりました。当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、5,595百万円の資金取得(前年同四半期1,512百万円の資金取得)となりました。これは主に、税引前四半期利益6,307百万円の計上によるキャッシュ・フローの増加と、オフィス拡充関連の購入設備にかかる保守費用の支払に伴うその他の流動資産の増加556百万円によるキャッシュ・フローの減少によるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、1,244百万円の資金使用(前年同四半期972百万円の資金使用)となりました。これは主に、オフィス拡充に関連する敷金及び保証金の差入による支出596百万円、有形固定資産の取得による支出443百万円によるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、2,941百万円の資金使用(前年同四半期2,678百万円の資金使用)となりました。これは主に、配当金の支払いによる支出1,431百万円、リース負債の支払による支出1,140百万円、長期借入金の返済による支出570百万円によるものです。