売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E34974 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

なお、当社グループはWEB受託開発・ASPサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載をしておりません。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、社会活動や経済活動の正常化が進む中で、金融・財政などの各種政策の効果もあり、景気は緩やかに回復しております。一方、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の激化による資源・原材料・エネルギー価格の高騰、円安による物価の上昇に加え、世界的なインフレに伴う政策金利の引き上げなどによる海外景気の減速への懸念があり、今後の景気動向には十分に注意する必要があります。

当社グループの事業領域である情報サービス産業を取り巻く環境については、企業収益の改善傾向が続く中、人手不足対応やテレワーク関連投資、デジタル化に向けたソフトウェア投資を中心に、企業のIT投資への意欲は底堅く、IT投資需要は引き続き拡大することが期待されます。当社グループの属する国内CMS市場においてもWEBサイトの重要性が増してきていることから、WEBマーケティングやWEBに関わる業務改善についても興味・関心をもたれる企業が増加してきております。また、コロナ禍以降デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みが加速していることや、ChatGPTに代表されるAI技術が大きく注目を集めたことから、企業のAI活用は今後も拡大するものと予想されます。

このような事業環境の中、当社グループは自社開発のWEBサイトコンテンツ管理システム「infoCMS」を活用したWEBサイト構築および構築後のサーバー・システム運用保守などのアフターサポートまでを一貫したWEB受託開発・ASPサービスを主事業とし、子会社である株式会社アイアクトからは、AIを利用したファイル・サイト内検索システム「Cogmo Search」、会話の分岐が可能な第2世代AIチャットボットシステム「Cogmo Attend」のサービスを提供するなど、企業の業務改善DXとWEBマーケティング支援を目的とした事業展開を行っております。

また、当第3四半期連結累計期間においては、記事作成を劇的に加速させるAIライティングサービス「LENSAwriter」を開発するなど、WEB関連商材の更なる拡充強化をしております。

これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,262,055千円(前年同四半期比6.0%増)、営業利益は121,022千円(前年同四半期比110.5%増)、経常利益は101,148千円(前年同四半期比82.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は55,731千円(前年同四半期比324.2%増)となりました。

当第3四半期連結会計期間末における総資産は1,541,154千円となり、前連結会計年度末と比較して71,695千円の減少となりました。流動資産は944,113千円となり、前連結会計年度末と比較して71,213千円の減少となりました。これは、現金及び預金が53,134千円減少したこと等によるものであります。固定資産は597,040千円となり、前連結会計年度末と比較して481千円の減少となりました。これは、ソフトウエア仮勘定が41,794千円増加した一方、のれんが28,705千円、顧客関連資産が14,025千円それぞれ減少したこと等によるものであります。流動負債は331,424千円となり、前連結会計年度末と比較して61,822千円の減少となりました。これは、未払消費税等が34,923千円、1年内返済予定の長期借入金が30,034千円それぞれ減少したこと等によるものであります。固定負債は214,957千円となり、前連結会計年度末と比較して74,013千円の減少となりました。これは、長期借入金が74,997千円減少したこと等によるものであります。純資産は994,772千円となり、前連結会計年度末と比較して64,140千円の増加となりました。これは、利益剰余金が55,731千円増加したこと等によるものであります。

 

 

(2) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は5,474千円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。