E00947 Japan GAAP
医薬品業界は、医療費抑制政策が継続的に推し進められる中、毎年薬価改定が実施されるなど、引き続き厳しい環境下にあります。
当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ)は、長期ビジョン「医療・健康ニーズに応えることで、グローバルにも存在価値を認められる特色ある生命・健康関連企業グループとして成長する」を掲げています。今後ますます厳しくなることが予想される事業環境を乗り越え、持続的に成長するために、2022年度にはこの長期ビジョンを具体化した「2031年のありたい姿」を策定しました。2025年度は、ありたい姿の実現に向けた「成長戦略加速の3年間」と位置づける25-27中期経営計画を策定しました。この計画では、「コア事業の収益力強化」「成長事業の継続投資」「成長を支える経営基盤強化」を重点テーマとして取り組んでいます。
当中間連結会計期間における医薬品関連事業は、引き続き「循環器、消化器、産婦人科、精神科」を重点領域として、主力製品を中心とした情報提供活動を積極的に展開しました。また、ヘルスケア事業は、皮膚科医・産婦人科医や看護師等の高い支持を基盤に、マーケティングの推進に努め、市場開拓を図りました。
当中間連結会計期間の売上高は54,985百万円で前年同期比7.6%の増収となりました。
利益面につきましては、医薬品関連事業の売上高増加に伴う売上総利益の増加により、営業利益は4,967百万円で前年同期比31.0%の増益となりました。経常利益は5,179百万円で前年同期比27.0%の増益、親会社株主に帰属する中間純利益は3,856百万円で前年同期比36.5%の増益となりました。
各事業部門の業績は次のとおりであります。
1.医薬品関連事業
医薬品関連事業は薬価改定及び2024年10月に導入された長期収載品の選定療養の影響を受けたものの、主に新薬が伸長し、売上高は51,058百万円で前年同期比7.4%の増収となりました。新薬の売上高は、潰瘍性大腸炎治療剤「リアルダ」、慢性便秘症治療剤「グーフィス」「モビコール」、肺動脈性肺高血圧症・間質性肺疾患に伴う肺高血圧症治療剤「トレプロスト」、痛風・高尿酸血症治療剤「ユリス」、及び潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「オンボー」が伸長しました。長期収載品の売上高は前年同期を下回りました。バイオシミラーを含む後発品の売上高は前年同期を上回りました。
2.ヘルスケア事業
ヘルスケア事業の売上高は3,926百万円で前年同期比10.9%の増収となりました。抗真菌成分配合シャンプー・石鹸をはじめとする「コラージュフルフル」、及び基礎化粧品「コラージュリペア」の両ブランドにおいて売上高が伸長しました。
(2) 財政状態の状況
当社グループの当中間連結会計期間末の総資産は、165,721百万円となり、前連結会計年度末比で5,599百万円増加いたしました。
資産の増加は、主に有価証券が減少しましたが、現金及び預金や投資有価証券が増加したためです。負債の増加は、主にその他の流動負債に含まれる未払金が減少しましたが、支払手形及び買掛金が増加したためです。純資産の増加は、主に配当金の支払いによる利益剰余金の減少がありましたが、親会社株主に帰属する中間純利益による利益剰余金やその他有価証券評価差額金が増加したためです。
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、52,717百万円となり、前連結会計年度末比で4,566百万円増加いたしました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、主に売上債権の増加がありましたが、税金等調整前中間純利益の計上や仕入債務の増加により4,044百万円の収入(前年同期は8,519百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形及び無形固定資産の取得による支出がありましたが、有価証券の売却による収入により1,949百万円の収入(前年同期は9,658百万円の収入)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払により1,431百万円の支出(前年同期は1,432百万円の支出)となりました。
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当社グループは、社是「先見的独創と研究」を実践し、国内外企業との研究開発提携を積極的に推進しながら医療用医薬品を中心に研究開発活動を展開しております。
次世代の柱の一つと位置付けるバイオマテリアル事業においては、アルギン酸を基盤とする各プロジェクトを推進しております。
当中間連結会計期間の研究開発費は5,302百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。