売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05045 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

1.財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における国内自動車流通市場は、新型コロナウイルス感染症拡大前の水準には達していないものの、半導体不足による新車の供給制約が緩和していることなどから、新車登録台数(軽自動車含む)は3,397千台(前年同期比13.1%増)となりました。

中古車登録台数(軽自動車含む)は、新車販売台数が回復した影響で、下取りにより発生する中古車が増加したことなどから、4,659千台(前年同期比3.1%増)となりました。((一社)日本自動車販売協会連合会、(一社)全国軽自動車協会連合会調べ)

中古車輸出市場は、主にアラブ首長国連邦、モンゴル、ニュージーランド向けの台数が増加したことにより、1,222千台(前年同期比26.0%増)と大幅に増加しました。(財務省貿易統計調べ)

オートオークション市場における出品台数は5,857千台(前年同期比13.3%増)、成約台数は3,860千台(前年同期比10.2%増)、成約率は65.9%(前年同期実績67.7%)となりました。((株)ユーストカー調べ)

このような経営環境の中、USSグループの当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高71,514百万円(前年同期比11.0%増)、営業利益35,744百万円(前年同期比12.3%増)、経常利益36,288百万円(前年同期比12.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益24,465百万円(前年同期比11.9%増)となりました。

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は222,057百万円となり、前連結会計年度末と比較して20,295百万円減少しました。これは主に、現金及び預金が11,749百万円、オークション貸勘定が9,141百万円減少したことによるものです。

負債合計は31,635百万円となり、前連結会計年度末と比較して16,562百万円減少しました。これは主に、オークション借勘定が11,716百万円、未払法人税等が3,404百万円減少したことによるものです。

純資産合計は190,421百万円となり、前連結会計年度末と比較して3,732百万円減少しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益を24,465百万円計上した一方、剰余金の配当を16,596百万円実施したことに加え、ファシリティ型自己株式取得における一連の取引により11,199百万円減少したことによるものです。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

オートオークション

オートオークションの出品台数は2,298千台(前年同期比9.4%増)、成約台数は1,434千台(前年同期比5.1%増)、成約率は62.4%(前年同期実績64.9%)となり、出品台数が増加したことに加え、手数料改定によりオークション手数料収入が増加したことなどにより増収増益となりました。

この結果、オートオークションのセグメントは、外部顧客に対する売上高54,898百万円(前年同期比9.1%増)、営業利益34,543百万円(前年同期比12.3%増)となりました。

 

中古自動車等買取販売

中古自動車買取専門店「ラビット」は、店舗環境と接客品質に対する評価が向上したことにより、来店数と販売台数が増加し増収増益となりました。

事故現状車買取販売事業は、高額車両の取扱いが減少したことにより減収となりましたが、販売台数が増加したことにより増益となりました。

この結果、中古自動車等買取販売のセグメントは、外部顧客に対する売上高8,113百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益255百万円(前年同期比14.5%増)となりました。

 

リサイクル

資源リサイクル事業は、廃自動車の取扱台数が増加したものの、減価償却費が増加したことなどにより増収減益となりました。

プラントリサイクル事業は、大規模な解体工事の受注件数が増加したことから増収増益となりました。

この結果、リサイクルのセグメントは、外部顧客に対する売上高8,135百万円(前年同期比27.4%増)、営業利益972百万円(前年同期比20.6%増)となりました。

2.キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して11,749百万円減少し、74,443百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は18,158百万円となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益36,271百万円(前年同期比12.0%増)、法人税等の支払額14,360百万円(前年同期比4.0%増)によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果支出した資金は1,854百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,460百万円(前年同期比3.2%増)、無形固定資産の取得による支出388百万円(前年同期比17.1%増)によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果支出した資金は28,052百万円となりました。これは主に、配当金の支払額16,596百万円(前年同期比4.2%減)、自己株式の取得による支出12,697百万円(前年同期比678.0%増)によるものです。

3.経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、USSグループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

4.優先的に対処すべき事業上および財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、USSグループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。

 なお、当社は財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めておりますが、当第3四半期連結累計期間において、基本方針について重要な変更はありません。

 

5.研究開発活動

特記すべき事項はありません。