売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05121 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、雇用・所得環境が改善するもとで、景気の緩やかな回復が続いております。しかしながら、海外景気の下振れ、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に、引き続き十分注意する必要があります。

このような状況のもと、当社グループは、各管理事業の管理ストック拡充に注力するとともに、当社における営繕工事業が好調に推移したことが売上高に寄与いたしました。一方、主に海外子会社において、外注費や材料費が増加したこと等が利益に影響いたしました。

その結果、売上高は109,131百万円(前年同期比5.0%増)、営業利益は3,513百万円(前年同期比26.5%減)、経常利益は3,658百万円(前年同期比25.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,716百万円(前年同期比42.3%減)となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

① マンション管理事業

マンション管理事業につきましては、当社において、前連結会計年度に受託した物件が計画通りに稼働したことに加え、管理ストックから派生する周辺事業が好調に推移したことが売上高及び利益に寄与いたしました。

その結果、売上高は44,460百万円(前年同期比3.6%増)、営業利益は3,573百万円(前年同期比2.4%増)となりました。

② ビル管理事業

ビル管理事業につきましては、ベトナム子会社であるPAN SERVICESが売上高に寄与いたしましたが、労務費の高騰等が利益に影響いたしました。

その結果、売上高は12,356百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は427百万円(前年同期比3.5%減)となりました。

③ 不動産管理事業

不動産管理事業につきましては、当社において、リフォーム事業が好調に推移したこと等が売上高及び利益に寄与いたしました。

その結果、売上高は4,465百万円(前年同期比2.3%増)、営業利益は437百万円(前年同期比3.3%増)となりました。

④ 営繕工事業

営繕工事業につきましては、当社において、大規模修繕工事・一般営繕工事が好調に推移したことが売上高に寄与いたしました。一方、海外子会社において、元請業者からの工期短縮要請に伴い、外注費や材料費の増加を見込んでおりましたが、想定以上の増加となったこと等が利益に影響いたしました。

その結果、売上高は47,848百万円(前年同期比7.5%増)、営業利益は1,673百万円(前年同期比44.0%減)となりました。

(2)財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,170百万円増加し、75,548百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金の減少2,912百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の減少269百万円、土地の増加4,211百万円等であります。

負債は、前連結会計年度末に比べ494百万円増加し、31,059百万円となりました。この主な要因は、支払手形及び買掛金の増加23百万円、有利子負債の増加558百万円、未払費用の増加613百万円、賞与引当金の減少798百万円等であります。

純資産は、前連結会計年度末に比べ675百万円増加し、44,489百万円となりました。この主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加1,716百万円、剰余金の配当に伴う利益剰余金の減少1,543百万円、為替換算調整勘定の増加375百万円等であります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

該当事項はありません。