売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01046 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、ファンケルグループが判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間の売上高は、主力の化粧品関連事業、栄養補助食品関連事業が増収となり、全体では83,415百万円(前年同期比5.6%増)となりました。営業利益は、増収により売上総利益が増加したことに加え、広告宣伝費等において効果的な経費の使用に努めたことなどにより、10,051百万円(前年同期比56.0%増)となりました。経常利益は10,396百万円(前年同期比42.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6,952百万円(前年同期比59.5%増)となりました。
 

 

 

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

①化粧品関連事業

売上高

化粧品関連事業の売上高は、45,877百万円(前年同期比3.9%増)となりました。

 

2023年3月期
前第3四半期連結累計期間

2024年3月期
当第3四半期連結累計期間

伸び率
(%)

金額
(百万円)

構成比
(%)

金額
(百万円)

構成比
(%)

ファンケル化粧品

32,226

73.0

33,066

72.1

2.6

アテニア化粧品

10,426

23.6

11,662

25.4

11.9

boscia(ボウシャ)

594

1.3

535

1.2

△9.8

その他

929

2.1

612

1.3

△34.1

合計

44,176

100.0

45,877

100.0

3.9

 

 

 

2023年3月期
前第3四半期連結累計期間

2024年3月期
当第3四半期連結累計期間

伸び率
(%)

金額
(百万円)

構成比
(%)

金額
(百万円)

構成比
(%)

通信販売

24,066

54.5

25,667

55.9

6.7

店舗販売

8,847

20.0

9,347

20.4

5.7

卸販売他

7,313

16.6

7,194

15.7

△1.6

海外

3,949

8.9

3,668

8.0

△7.1

合計

44,176

100.0

45,877

100.0

3.9

 

ファンケル化粧品は、2023年4月に発売した「マイルドクレンジングオイル<ブラック&スムース>」に加え、メイクやスペシャルケア製品などが好調に推移したことにより、33,066百万円(前年同期比2.6%増)となりました。

アテニア化粧品は、外部通販の好調に加え、中国向け越境ECの伸長により、11,662百万円(前年同期比11.9%増)となりました。

boscia(ボウシャ)は、リアル店舗向けの卸販売が振るわず、535百万円(前年同期比9.8%減)となりました。

販売チャネル別では、通信販売は25,667百万円(前年同期比6.7%増)、店舗販売は9,347百万円(前年同期比5.7%増)、卸販売他は7,194百万円(前年同期比1.6%減)、海外は3,668百万円(前年同期比7.1%減)となりました。

 

営業損益

損益面では、増収により売上総利益が増加したことに加え、広告宣伝費等において効果的な経費の使用に努めたことなどにより、営業利益は6,419百万円(前年同期比31.2%増)となりました。

 

 

 

②栄養補助食品関連事業

売上高

栄養補助食品関連事業の売上高は、33,065百万円(前年同期比10.0%増)となりました。

 

2023年3月期
前第3四半期連結累計期間

2024年3月期
当第3四半期連結累計期間

伸び率
(%)

金額
(百万円)

構成比
(%)

金額
(百万円)

構成比
(%)

通信販売

13,714

45.6

14,517

43.9

5.9

店舗販売

4,376

14.6

5,649

17.1

29.1

卸販売他

8,888

29.6

9,662

29.2

8.7

海外

3,080

10.2

3,235

9.8

5.0

合計

30,060

100.0

33,065

100.0

10.0

 

製品面では、広告を強化した「大人のカロリミット」や「コレステサポート」、「年代別サプリメント」が好調に推移し、増収となりました。

販売チャネル別では、通信販売は14,517百万円(前年同期比5.9%増)、店舗販売は5,649百万円(前年同期比29.1%増)、卸販売他は9,662百万円(前年同期比8.7%増)、海外は3,235百万円(前年同期比5.0%増)となりました。

 

営業損益

損益面では、増収により売上総利益が増加したことに加え、広告宣伝費等において効果的な経費の使用に努めたことなどにより、営業利益は5,039百万円(前年同期比85.4%増)となりました。

 

③その他関連事業

売上高

 その他関連事業の売上高は、4,472百万円(前年同期比5.2%減)となりました。

 

2023年3月期
前第3四半期連結累計期間

2024年3月期
当第3四半期連結累計期間

伸び率
(%)

金額
(百万円)

金額
(百万円)

発芽米

1,503

1,370

△8.9

青汁

1,531

1,472

△3.9

その他

1,682

1,629

△3.1

合計

4,717

4,472

△5.2

 

 

営業損益

損益面では、減収による売上総利益の減少などにより、197百万円の営業損失(前年同期は89百万円の営業利益)となりました。

 

 

資産は、前連結会計年度末に比べて2,230百万円増加し、106,174百万円となりました。この要因は、流動資産の増加3,750百万円および固定資産の減少1,520百万円であります。流動資産の増加の主な要因は、受取手形及び売掛金の増加2,214百万円および商品及び製品の増加1,541百万円であります。固定資産の減少の主な要因は、減価償却などによる有形固定資産の減少1,273百万円であります。

負債は、前連結会計年度末に比べて711百万円減少し、27,570百万円となりました。この要因は、流動負債の増加9,387百万円および固定負債の減少10,098百万円であります。流動負債の増加の主な要因は、1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債を固定負債から流動負債へ振り替えたことによる増加10,012百万円および買掛金の減少930百万円であります。固定負債の減少の主な要因は、転換社債型新株予約権付社債を流動負債へ振り替えたことなどによる減少10,050百万円であります。

純資産は、前連結会計年度末に比べて2,941百万円増加し、78,604百万円となりました。この主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益計上による利益剰余金の増加6,952百万円および配当金の支払いによる利益剰余金の減少4,119百万円であります。

この結果、自己資本比率は前連結会計年度末から1.3ポイント上昇し、73.5%となりました。

 

(2) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発関連費用の総額は2,475百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、ファンケルグループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。