売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS




E31633 IFRS


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当中間連結会計期間における当社グループの業績については、為替が円高に推移したなか、光半導体や、カメラモジュール向け形状加工異方性導電膜(ACF)などの高付加価値製品の販売が拡大しました。一方、前期は蛍光体フィルムの売上(前中間連結会計期間末で販売終息)に加え、自動車向け反射防止フィルム(ARF)の新規納入積み上げがあった影響などもあり、売上高は57,456百万円(前年同期比3.7%減)となりました。また、上記の理由に加え、光半導体向けを中心とした成長投資による固定費の増加により、事業利益は20,153百万円(前年同期比9.7%減)、営業利益は19,902百万円(前年同期比14.7%減)、親会社の所有者に帰属する中間利益は13,410百万円(前年同期比15.4%減)となりました。

 

 各セグメントの業績、ならびに製品カテゴリー別の売上状況は以下のとおりであります。

 

a. 光学材料部品

 当中間連結会計期間において、光学フィルムカテゴリーでは、ノートPC用ディスプレイ向け反射防止フィルム(ARF)が好調に推移しましたが、前期は蛍光体フィルムの売上に加え、自動車向け反射防止フィルム(ARF)の新規納入積み上げがあった影響により減収となりました。

 光学樹脂材料カテゴリーでは、光学弾性樹脂(SVR)において一部採用モデルの数量減により減収となりました。

 この結果、売上高は25,351百万円(前年同期比13.2%減)、事業利益は8,047百万円(前年同期比19.4%減)となりました。

 

b. 電子材料部品

 当中間連結会計期間において、異方性導電膜(ACF)カテゴリーでは、カメラモジュール向けの形状加工ACFの使用量が増加しましたが、ディスプレイ向けACFにおいて中国でのスマートフォンなどを対象とした買い替え補助金制度により前期第4四半期に前倒し需要が発生した影響などにより、減収となりました。

 表面実装型ヒューズカテゴリーでは、電動工具向け製品の主要顧客の在庫調整が前期で終了したことに伴う生産回復に加え、データセンター向けBBU(バッテリー・バックアップ・ユニット)の売上が継続したことにより増収となりました。

 フォトニクスカテゴリーでは、光半導体において光トランシーバー向けの高速応答フォトダイオード、および通信機器向けのモニターフォトダイオードの出荷数量が拡大したことにより、増収となりました。

 この結果、売上高は32,510百万円(前年同期比5.6%増)、事業利益は12,105百万円(前年同期比1.9%減)となりました。

 

②財政状態の状況

当中間連結会計期間末における資産合計は、現金及び現金同等物、繰延税金資産が減少しましたが、有形固定資産、営業債権及びその他の債権が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ6,962百万円増加し、158,783百万円となりました。負債合計は、営業債務及びその他の債務、その他の金融負債が増加しましたが、未払法人所得税、有利子負債が減少したことにより、前連結会計年度末に比べ344百万円減少し、55,560百万円となりました。資本合計は、資本剰余金が減少しましたが、利益剰余金が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ7,307百万円増加し、103,222百万円となりました。

 

(注)1.事業利益は、IFRSに則した開示ではありませんが、当社はこれらの開示が投資家の皆様に有益な情報を提供すると考えております。具体的には、売上高から売上原価ならびに販売費及び一般管理費を控除した当社グループの経常的な事業の業績を測る利益指標であります。

2.各セグメントの売上高にはセグメント間取引が含まれております。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前中間利益が19,794百万円となりましたが、法人所得税の支払いによる減少があった一方で、減価償却費などの非キャッシュ項目による増加があり、10,853百万円の収入(前年同期比8,857百万円減)となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出などにより、15,345百万円の支出(前年同期比10,212百万円増)となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いなどにより、8,259百万円の支出(前年同期比2,887百万円増)となりました。

上記の結果、当中間連結会計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ12,602百万円減少し、当中間連結会計期間末には22,377百万円となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当中間連結会計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、3,146百万円であります。

なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)資本の財源および資金の流動性

当社グループの主な資金需要は、運転資金および設備資金等であります。これらの資金につきましては、営業活動における収入のほか、安定的な支払能力を確保するため、資金繰りの状況や金融情勢を勘案し、銀行からの借入れにより調達しております。

今後も、市場のグローバル化や成長市場における事業強化などへの対応を含め、国内外における設備投資、出資などについても長期的な視野で資金需要を認識しております。

なお、当中間連結会計期間末における借入金の残高は、17,666百万円となっております。また、当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、22,377百万円となっております。