売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E37790 


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1) 経営成績の状況

当社グループは、「IT partner to achieve DX:DXを実現するITパートナーとして、メディア業界で培った成功経験やノウハウを活かし、世界中から先進技術を取り入れて、日本産業が弱いとされるIT分野の強化に貢献する。」をミッションとして掲げております。このミッションの下、当第1四半期においては、璞華供給鎖(蘇州)有限公司と方正環球科技有限公司の2社を新たに連結子会社といたしました。璞華供給鎖(蘇州)有限公司は主に中国本土において金融業界向けのITサービスを提供しております。方正環球科技有限公司は主に香港、台湾においてメディア業界向けのITサービスを提供しております。これらによって海外での事業活動を強化するとともに、両社の持つ優れたITサービスを日本に導入することも将来的には見込んでおります。

また、前期に子会社化したアイード株式会社が学習塾向け英検二次試験対策アプリ「英スピ」をリリースし、同じく前期に子会社として設立したSEVEN&EIGHT SYSTEM株式会社が開発した「キャンペーンGO」(※1)というクラウドサービスを当社が販売開始するなど、新しいサービスを展開しました。さらに、時事通信社グループから受託した画像データベースシステムの刷新が完了し、今後はHOUSEIのAI・画像検索・マイクロサービス化などのデジタルテクノロジーも投入した、新たな画像データベースプラットフォームをHOUSEIブランドでローンチする予定となっております。

これらの結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の売上高は、1,258,041千円(前年同四半期比145,486千円増、同13.1%増)となりました。利益面については、営業利益は16,010千円(同54,160千円減、同77.2%減)、経常利益は39,412千円(同38,263千円減、同49.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は26,302千円(同23,043千円減、同46.7%減)となりました。

※1 「キャンペーンGO」はX(旧Twitter)やLINE、Instagram等を活用した懸賞キャンペーンをサポートするクラウドサービスであります。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第1四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。

 

① 国内IT事業

国内IT事業は当社、アイード株式会社、SEVEN&EIGHT SYSTEM株式会社及び24ABC株式会社で展開しております。売上高は1,132,576千円(前年同四半期比29,571千円、同2.7%増)、営業利益は24,129千円(同54,471千円減、同69.3%減少)となりました。

 

② 海外IT事業

海外IT事業は璞華国際科技(武漢)有限公司、璞華供給鎖(蘇州)有限公司及び方正環球科技有限公司で展開しております。売上高は362,122千円(前年同四半期比141,800千円増、同64.4%増)、営業損失は11,142千円(前年同四半期は15,143千円の営業損失)となりました。

 

 

(2) 財政状態に関する説明

 

(資産)

当第1四半期連結会計期間末における総資産は、5,344,814千円と前連結会計年度末から628,166千円増加しました。

流動資産は、主に現金及び預金が410,068千円、契約資産が162,877千円それぞれ増加した一方で、受取手形及び売掛金が293,618千円、その他が152,521千円それぞれ減少したことなどにより160,037千円増加して3,243,346千円となりました。

固定資産は、主にのれんが428,610千円、有形固定資産が38,064千円それぞれ増加したことなどにより468,128千円増加して2,101,468千円となりました。

 

(負債)

当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末から548,481千円増加して2,078,454千円となりました。

流動負債は、主に支払手形及び買掛金が223,524千円、短期借入金が122,234千円それぞれ増加したことなどにより417,651千円増加して1,553,635千円となりました。

固定負債は、主に長期借入金が131,269千円増加したことなどにより130,830千円増加して524,819千円となりました。

 

(純資産)

純資産の部では、利益剰余金が5,019千円、為替換算調整勘定が73,124千円それぞれ増加したことなどにより、当第1四半期連結会計期間末における純資産の部は79,684千円増加して3,266,360千円となりました。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は33,475千円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。