売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01166 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

  ①経営成績

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、社会経済活動の正常化を背景として景気は緩やかな持ち直しが見られたものの、ウクライナ侵攻や中東情勢の緊迫化等、世界経済の不確実性の高まりを受け、先行きは不透明な状況で推移しました。建築材料業界におきましても、不安定な国際情勢や円安の加速等による原材料・エネルギー価格の高止まり等厳しい経営環境が継続しており、予断を許さない状況が続いております。

 このような状況のなか、当第3四半期連結累計期間の売上高は181億43百万円(前年同期比15.6%増加)となりました。当社グループの単一の報告セグメントである建築材料関連事業の品種別売上高については、主力の押出成形セメント板「アスロック」は、88億10百万円(前年同期比16.1%増加)、住宅用高遮音床材は14億84百万円(前年同期比6.0%増加)、住宅用軽量外壁材は34億96百万円(前年同期比33.1%増加)となり、押出成形セメント製品合計では137億91百万円(前年同期比18.7%増加)、スレート関連は7億4百万円(前年同期比14.5%増加)、耐火被覆等は11億73百万円(前年同期比3.8%減少)となりました。

 利益面については、増収の影響等により、営業利益は16億19百万円(前年同期比106.2%増加)、経常利益は17億55百万円(前年同期比89.5%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億30百万円(前年同期比49.9%増加)となりました。

 

  ②財政状態

 当第3四半期連結会計期間末における当社グループの流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べ受取手形、売掛金及び契約資産が1億58百万円減少したものの、現金及び預金が4億63百万円増加したこと等から149億87百万円(前連結会計年度末と比較して5億99百万円増加)となりました。固定資産の残高は、前連結会計年度末に比べ投資有価証券が5億51百万円、有形固定資産が3億6百万円増加したこと等から148億6百万円(前連結会計年度末と比較して8億6百万円増加)となりました。この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ14億5百万円増加し297億93百万円となりました。

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べ流動負債のその他が2億40百万円減少したものの、支払手形及び買掛金が6億85百万円増加したこと等から60億5百万円(前連結会計年度末と比較して3億42百万円増加)となりました。固定負債の残高は、前連結会計年度末に比べ訴訟損失引当金が3億34百万円増加したこと等から45億22百万円(前連結会計年度末と比較して2億78百万円増加)となり、この結果、負債の合計額は、前連結会計年度末に比べ6億20百万円増加し105億27百万円となりました。

 当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ利益剰余金が3億31百万円増加したこと等から192億65百万円(前連結会計年度末と比較して7億84百万円増加)となりました。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 

 

 

 

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。

 なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めておりますが、当第3四半期連結累計期間において重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1億92百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

   当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に変更はありません。