リソルホールディングス株式会社( )

ブランドなど:リソルの森
サービス業ホテルプライム

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS




E01156 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

 当中間連結会計期間においては、訪日外国人旅行者数は過去最速のペースで増加を続け、インバウンド消費が引き続き伸長しました。観光・レジャー需要は、買い物などの「モノ消費」から体験型の「コト消費」へと移行するとともに、利便性・安全性・高付加価値を求める傾向が強まるなか、訪日外国人の大幅な増加と安定的な国内旅行需要に支えられ、堅調な状況が続いています。

 このような経営環境のもと、当社グループでは、インバウンド需要への対応をより強化するために、マーケティング施策やニーズに応じた商品・プランの造成などに努めました。また、ブランドイメージの強化を目指し、接客体制や施設設備の上質化に取組み、より高品質なサービスの提供を図りました。

 さらに、グループの価値基準である「あなたのオフを、もっとスマイルに。」のもと、サービス体制を強化してお客様の満足度向上に努めるとともに、長期方針である3つの「やさしい」(人にやさしい・社会にやさしい・地球にやさしい)の実践を進めました。気候変動を含む環境や人的資本・多様性などの社会課題へ向けた取組の一環として、全社員が健康診断の再検査等の健康管理を目的として取得できる「ヘルスケア休暇」制度、ホテルやゴルフ運営部門に特化した人材育成専門部署の設立、運営施設での廃食用油のSAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)への原料提供などに取組みました。

 ホテル運営事業では、旺盛なインバウンド需要を捉え、各ホテルにおいてアジア・欧州など地域特性に応じたプロモーション施策を継続的に実施し業績は好調に推移しました。また、大阪エリアにおいては、大阪・関西万博の波及効果もありました。主力ブランドである“リソルホテルズ”では、「物語のあるホテル」をコンセプトに、“ツーリストホテル”としての強みをいかしたブランド構築を進め、サービスと品質の向上に取組みました。「観る・食べる・体験する・買い物する」をキーワードに、ホテルでの滞在をより充実したものにするコンシェルジュサービスを拡充。ホテル館内での日本文化体験イベントや、専任スタッフ「サービスコーディネーター」による周辺情報のご紹介など、お客様のニーズを満たすサービス強化を図りました。さらに、将来を見据えた新たな運営ホテルの開業準備や新規物件開拓を進めました。

 別荘シェア利用事業の“リソルステイ”においては、「暮らすように泊まる。」をコンセプトに滞在型貸別荘「スイートヴィラ」を80施設超まで拡大しました。利用ニーズに応じて選べる3つの滞在パターン(ウイークリー・マンスリー・デイリー)での商品展開を推進し、中長期商品の販売数増加やインバウンド、大人数での利用に加えて、リピート数も増え利用者数は順調に増加しました。さらに、一棟貸別荘の需要拡大やインバウンドの長期滞在の変化などを見据えながら、ハイグレードな施設やアーバンリゾートエリアなど新たなマーケットへの挑戦も図りました。

 ゴルフ運営事業では、夏季シーズンの酷暑対策として導入したクーラー付きカートの効果に加えて、会員権販売の好調により業績は堅調に推移しました。コース・クラブハウスの上質化、ホスピタリティの強化などでゴルフ場全体の品質向上に努めたことで、来場者及び客単価は前年を上回りました。加えて、ゴルフ&ステイ商品の強化により前年を上回る宿泊利用者を獲得しました。特に、“フェアウェイフロントヴィラ”を展開する「瀬戸内ゴルフリゾート」では、韓国を中心としたアジア諸国からの宿泊を伴うゴルフ利用が好調となりました。また、「大熱海国際ゴルフクラブ」及び、「瀬戸内ゴルフリゾート」の第二期において2027年度の開業に向けた新たな“フェアウェイフロントヴィラ”の開発準備を推進しました。さらに、将来の事業拡大を見据えて、海外ゴルフ場との提携に向けた準備を進めました。

 リソルの森事業では、ゴルフ部門(真名カントリークラブ)において、コースメンテナンスの向上やクラブハウス内施設の更新などサービスの上質化に努めたことにより、客単価の上昇及び会員権販売が順調に推移しました。また、リゾートエリアに滞在しながらゴルフを楽しむ「ゴルフ&ステイプラン」について、空港間の送迎の実施により、インバウンドの利用が大きく伸長しました。リゾート部門では、愛犬と泊まれる温泉付高級プライベートヴィラ“Dear Wan Spa Garden”の売上が好調となりました。さらに、ランタン・気球・蛍・観月会・フローティングサウンドバス・スポーツイベントなどの各種イベントがSNSでも拡散され集客は好調となりました。

 ウェルビーイング事業(福利厚生事業)では、業界最大級のメニュー数と競合他社と差別化したプラン「精算プラン」「カフェテリアプラン(プラスユアチョイス)」「従量制プラン」を強みに、新規顧客の獲得に注力しました。また、大手金融機関と連携した新規顧客開拓が順調に進み、新規契約が増加しました。さらに、送客手数料収益の向上を図るため既存会員の利用促進を実施し、魅力的なサービスメニューの開発と利便性向上に努めました。これらの取組みにより業績は順調に推移しました。加えて、ウェルビーイング領域における新たな市場価値の創出や長期安定収益を目指したビジネスモデル構築に向けた体制強化を進めました。

 再生エネルギー事業では、既存施設の管理を行いながら、売電事業及び自家消費型事業を展開。リソルの森の施設内においては1.5MWの太陽光発電設備を運営し、グループゴルフ場4ヶ所においては、ソーラーカーポートを稼働しています。また、新たなソーラーカーポートの稼働に向けた準備をグループゴルフ場の「有田リソルゴルフクラブ」で進めました。

 投資再生事業では、市場環境を見据えながら、新規運営施設の仕入れ等の検討を進めました。

 以上の結果、当中間連結会計期間は、ホテル部門におけるインバウンド需要が前期に引き続き堅調に推移したことにより、売上高は15,115百万円(前年同期比8.6%増)、営業利益は1,490百万円(同23.8%増)、経常利益は1,400百万円(同23.4%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は1,343百万円(同29.3%増)となりました。

 

② 財政状態の状況

 当中間連結会計期間末における総資産は、43,476百万円となり、前連結会計年度末に比べて4百万円減少しております。これは主に有形固定資産その他(純額)が304百万円増加、流動資産その他が77百万円増加、販売用不動産が72百万円増加、現金及び預金が448百万円減少等によるものです。

 負債につきましては、26,501百万円となり、前連結会計年度末に比べて798百万円減少しております。これは主に長期借入金が740百万円減少、未払法人税等が53百万円減少等によるものです。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動による資金の増加2,412百万円(前年同期は1,734百万円の増加)、投資活動による資金の減少847百万円(前年同期は1,234百万円の減少)、財務活動による資金の減少2,012百万円(前年同期は584百万円の減少)があったことにより、前連結会計年度末残高より448百万円の減少となりました。

 その結果、当中間連結会計期間末残高は3,652百万円(前年同期は3,507百万円)となりました。

 

 当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

<営業活動によるキャッシュ・フロー>

 営業活動の結果増加した資金は2,412百万円となりました。

 税金等調整前中間純利益が1,450百万円、減価償却費612百万円、その他の負債の純増加額610百万円、法人税等の支払額161百万円、棚卸資産の純増加額103百万円等があったことによるものです。

 

<投資活動によるキャッシュ・フロー>

 投資活動の結果減少した資金は847百万円となりました。

 有形固定資産の取得による支出925百万円、無形固定資産の取得による支出18百万円、有形固定資産の売却による収入97百万円等があったことによるものです。

 

<財務活動によるキャッシュ・フロー>

 財務活動の結果減少した資金は2,012百万円となりました。

 短期借入金の純増加額1,440百万円があったものの、長期借入金の返済による支出2,961百万円及び配当金の支払いによる支出554百万円等があったことによるものです。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(5) 生産、受注及び販売の実績

 当中間連結会計期間において、生産、受注及び販売の実績について著しい変動はありません。