売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01219 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、物価上昇による消費マインドの低迷、急激な円安の進行や長期化するロシア・ウクライナ情勢をはじめとした、不安定な世界情勢等の影響から資源価格が高騰する等、依然として経済の先行きについて不透明な状況が続いております。

住宅市場におきましては、国土交通省が発表している建築着工統計調査報告において、持家着工戸数が前年同月比において28カ月連続で下落しており、依然として低い水準で推移しております。また、住宅ローンの金利優遇措置等の住宅取得に伴う負担軽減政策があるものの、円安・資源価格の高騰による住宅価格の上昇等、引き続き厳しい状況が続いております。

このような状況の中、当社は、主力製品「CERAMシリーズ」「SHINTOかわらS」の拡販や新規顧客の掘り起こし他、YouTubeやLINE等のSNSを活用した商品PRやWeb会議型アプリを使用した営業活動にも努めてまいりました。また、2024年1月16日付で札幌証券取引所本則市場へ当社株式を上場し、北海道地区における更なる社会的信用及び知名度の向上並びに地域経済への貢献による、販路拡大に努めてまいりましたが、売上高3,318百万円(前年同期比481百万円減少)となりました。

利益面におきましては、原油価格高騰による製造コスト上昇や、円安による商品の仕入コスト増加等に対して、販売価格への転嫁を行ってまいりました。また、工程管理の強化や効率生産を行ってまいりましたが、売上総利益587百万円(前年同期比17百万円減少)、営業損失18百万円(前年同期は12百万円の営業利益)、経常損失2百万円(前年同期は37百万円の経常利益)、四半期純損失8百万円(前年同期は24百万円の四半期純利益)となりました。

 

 (資産)

流動資産は、前事業年度末と比較して92百万円減少し、2,592百万円となりました。これは主に、現金及び預金が92百万円増加したこと等に対し、受取手形、売掛金及び契約資産が153百万円減少したこと等によるものであります。

固定資産は、前事業年度末と比較して22百万円減少し、3,714百万円となりました。これは主に、投資有価証券が18百万円増加したこと等に対し、有形固定資産が54百万円減少したこと等によるものであります。

この結果、総資産は、前事業年度末と比較して115百万円減少し、6,307百万円となりました。

 

 (負債)

流動負債は、前事業年度末と比較して123百万円減少し、2,471百万円となりました。これは主に、短期借入金が77百万円増加したこと等に対して、電子記録債務が119百万円、未払消費税等が72百万円減少したこと等によるものであります。

固定負債は、前事業年度末と比較して30百万円増加し、545百万円となりました。これは主に、長期借入金が31百万円増加したこと等によるものであります。

この結果、負債合計は、前事業年度末と比較して92百万円減少し、3,016百万円となりました。

 

 (純資産)

純資産合計は、四半期純損失が8百万円となり、剰余金の配当が26百万円あったこと、その他有価証券評価差額金が12百万円増加したことにより、前事業年度末と比較して22百万円減少の3,290百万円となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は、7百万円となりました。

なお、当社は、当第3四半期累計期間の研究開発活動の状況について重要な変更はありません。

引続き、企業経営を通して、住環境の改善と顧客ニーズに対応した製品の開発に取り組み、エネルギー問題・環境問題に積極的に取り組む地球環境に優しい企業を目指しております。