売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01334 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は5,990億円(前年同四半期比2.3%減)、営業利益は514億円(同9.0%減)、経常利益は515億円(同7.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は358億円(同23.0%減)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

 なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しております。前年同四半期の数値につきましては、同様に組替を実施しております。

 

[情報通信事業部門]

 前年同四半期活況であったデータセンタ、FTTx向け市場で投資抑制があった一方、為替影響に加え、北米電力会社向け市場が好調、融着機の需要が底堅く推移する等、多様な収益基盤を背景に高い利益水準を維持したことにより、売上高は前年同四半期比1.0%減の2,195億円、営業利益は同5.0%減の295億円と、前年同四半期並みとなりました。

 

[エレクトロニクス事業部門]

 前年同四半期までの巣ごもり需要の減退及びサプライチェーンの問題発生による出荷減等により、売上高は前年同四半期比17.7%減の1,286億円、営業利益は同46.2%減の134億円となりました。

 

[自動車事業部門]

 北米での新車種立ち上げにより、売上高は前年同四半期比17.6%増の1,338億円となりました。また、前連結会計年度末に減損損失を計上した影響、及び顧客との間でコスト負担の適正化が進展したこと等により、営業利益は2億円(前年同四半期は営業損失50億円)となりました。

 

[エネルギー事業部門]

 国内の新工場建設に伴う需要が引き続き好調であること、また前年同四半期は銅の評価損を計上していたことにより、売上高は前年同四半期比0.6%増の1,034億円、営業利益は同146.8%増の56億円となりました。

 

[不動産事業部門]

 当社旧深川工場跡地再開発事業である「深川ギャザリア」の賃貸収入等が引き続き堅調に推移し、売上高は前年同四半期比3.2%減の79億円、営業利益は同4.5%減の37億円と、前年同四半期並みとなりました。

 

(2)財政状態の状況

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比較し、335億円増加の6,903億円となりました。これは主に、営業収支の確保により現預金が増加したこと、及び為替の影響に伴う棚卸資産の増加により、流動資産が増加したことによるものです。

 負債の部は、前連結会計年度末と比較し、77億円減少の3,547億円となりました。これは主に、設備投資の抑制等により、有利子負債が減少したことによるものです。

 純資産の部は、前連結会計年度末と比較し、411億円増加の3,355億円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上及び為替換算調整勘定の増加によるものです。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は127億円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。