売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02194 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当社グループの当第3四半期連結累計期間の連結業績は、得意先の増産影響及び為替影響等による増加があったことにより、売上高は2,450億円前年同期比264億円増12.1%増)、営業利益は48億円前年同期は35億円の損失)、経常利益は54億円前年同期は21億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は24億円前年同期は20億円の損失)となりました。

なお、今後の生産状況につきましては、エネルギー関連コストの上昇や労働市場の逼迫の影響が依然不透明な状況はあるものの、新車部品立上げとその量産効果が期待されており、当社グループの販売状況の更なる回復が見込まれております。

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

① 日本

得意先の増産影響等により売上高は843億円前年同期比150億円増21.7%増)となり、セグメント損益(営業損益)は18億円の利益(前年同期は24億円の損失)となりました。

② 米州

得意先の増産影響及び為替影響等により、売上高は849億円前年同期比254億円増42.9%増)となり、セグメント損益は61億円の利益(前年同期は4億円の損失)となりました。

③ 欧州

得意先の増産影響及び為替影響等により、売上高は334億円前年同期比37億円増12.8%増)となり、セグメント損益は8億円の損失(前年同期は14億円の損失)となりました。

④ アジア

為替影響はあったものの得意先の減産影響等により、売上高は422億円前年同期比178億円減29.7%減)となり、セグメント損益は26億円の損失(前年同期は8億円の利益)となりました。

 

 

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、現金及び預金が14億円受取手形及び売掛金が58億円棚卸資産が73億円それぞれ増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ197億円増3,328億円となりました。

負債につきましては、支払手形及び買掛金が45億円その他流動負債が45億円それぞれ増加したものの、長短借入金が111億円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ17億円減1,621億円となりました。

純資産につきましては、為替換算調整勘定が152億円非支配株主持分が49億円それぞれ増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ215億円増1,707億円となりました。自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.5ポイントプラスの45.0%となりました。

 

資金の状況につきましては、営業活動から得られるキャッシュ・フロー、資金調達手段、流動比率の水準に基づき、当社グループは、将来の債務履行のための手段を十分に確保しているものと考えております。

当社は、当第3四半期連結会計期間末現在、資金の流動性を確保するため、シンジケーション方式のコミットメントライン契約による銀行融資枠及び当座貸越契約による銀行融資枠を569億円設定しており、その未使用枠は352億円となっております。

 

(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は46億円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。