売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01488 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①財政状態の状況
(資産)

資産は前連結会計年度末に比べ186百万円減少し16,201百万円となりました。このうち流動資産は37百万円の増加、固定資産は223百万円の減少となりました。

流動資産の変動の主な要因は、商品及び製品が91百万円増加し、受取手形及び売掛金が68百万円減少したことであります。

固定資産のうち、有形固定資産は211百万円減少しました。変動の主な要因は、減価償却費の計上による減少691百万円、設備投資の実施による増加495百万円であります。投資その他の資産は20百万円増加しました。変動の主な要因は、投資有価証券が91百万円、関係会社出資金が35百万円それぞれ増加し、繰延税金資産が96百万円減少したことであります。

(負債)

負債は前連結会計年度末に比べ157百万円減少し、8,732百万円となりました。このうち流動負債は372百万円の減少、固定負債は215百万円の増加となりました。

流動負債の変動の主な要因は、短期借入金が226百万円、賞与引当金が119百万円それぞれ減少したことであります。

固定負債の変動の主な要因は、長期借入金が314百万円増加し、退職給付に係る負債が87百万円減少したことであります。

(純資産)

純資産は前連結会計年度末に比べ29百万円減少し、7,468百万円となりました。このうち株主資本は202百万円減少し、6,620百万円となりました。また、その他の包括利益累計額は173百万円増加し、848百万円となりました。

 

②経営成績の状況
(売上高)

当第3四半期連結累計期間の連結売上高は、前年同期比5.0%減の6,120百万円となりました。このうち国内販売は前年同期比13.4%減の2,631百万円となり、輸出は同2.5%増の3,489百万円となりました。輸出の地域別では、北米向けが前年同期比2.4%増の804百万円、欧州向けが同9.1%増の976百万円、アジア向けが同0.2%減の1,690百万円、その他地域向けが同33.6%減の19百万円となり、この結果、連結売上高に占める輸出の割合は、前年同期に比べ4.2ポイント増加し57.0%となりました。

製品別では、焼肌チップが前年同期比18.1%減の411百万円、切削工具が同3.3%減の5,031百万円、耐摩耗工具が同8.3%減の660百万円となりました。

 

 

(売上原価、販売費及び一般管理費)

売上原価率は前年同期比1.8ポイント悪化して68.4%となりました。

販売費及び一般管理費は前年同期比0.7%減の1,960百万円となりました。

(営業損益)

売上原価率の悪化等により、営業損失は24百万円となりました(前年同期は営業利益179百万円)。売上高営業利益率は△0.4%であり、当社グループが目標としております10%以上には未達となっております。

(営業外損益)

為替差益の計上額の増加等により、営業外収益は前年同期比15.9%増の124百万円となりました。営業外費用は、前年同期比6.5%増の86百万円となりました。

(経常損益)

 経常利益は前年同期比93.1%減の14百万円となりました。

(親会社株主に帰属する四半期純損益)

親会社株主に帰属する四半期純損失は127百万円となりました(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益247百万円)。

 

(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更及び新たな発生はありません。

当第3四半期連結累計期間において当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針に重要な変更はありません。また、当第3四半期連結累計期間において新たに定めた基本方針はありません。

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は272百万円であります。