売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01507 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 当社グループに関する財政状態及び経営成績の分析・検討内容は原則として四半期連結財務諸表に基づいて分析したものであります。なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され、経済活動が回復しているものの、エネルギーコストの上昇や原材料価格の高騰及び円安の進行等、先行きの不透明な状況にあります。

 このような状況のもと、当社グループの当第3四半期連結累計期間における売上高は17億5千万円(前年同期比8.2%減)となりました。利益面につきましては、固定費の圧縮等の効果により前年同期に比べ損失幅を縮小したものの、輸送用機器事業における販売が低調だったこと等により、営業損失は1億1千万円(前年同期は営業損失1億5千4百万円)、経常損失は9千1百万円(前年同期は経常損失1億4千万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は、7千6百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失1億5千万円)となりました。

 セグメントの状況は次のとおりであります。

 輸送用機器事業につきましては、客先の生産調整による受注の減少により、国内及びベトナムの子会社

YAMAZAKI TECHNICAL VIETNAM CO.,LTD.における販売が減少し、売上高は9億6千7百万円(前年同期比15.3%減)となり、営業損失は4千6百万円(前年同期は営業利益4千4百万円)となりました。

 工作機械事業につきましては、受注高は増加しているものの、売上高は前年同期並みとなり、8億2千8百万円(前年同期比5.5%増)となりました。利益につきましては、経費節減等の効果により損失幅を縮小しましたが営業損失は6千7百万円(前年同期は営業損失2億5百万円)となりました。

 

 

② 財政状態

(資産)

 総資産は、37億6千8百万円となり、前連結会計年度末と比較して4億1千7百万円の減少となりました。

 流動資産は、21億円となり、前連結会計年度末と比較して3億8千4百万円の減少となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が増加したものの現金及び預金が減少したこと等によるものです。

 固定資産は、16億6千7百万円となり、前連結会計年度末と比較して3千3百万円の減少となりました。これは主に、投資その他の資産が減少したこと等によるものです。

(負債)

 流動負債は、17億4千6百万円となり、前連結会計年度末と比較して4億6千7百万円の減少となりました。これは主に、短期借入金が減少したこと等によるものです。

 固定負債は、6億8千9百万円となり、前連結会計年度末と比較して1億4千5百万円の増加となりました。これは主に、長期借入金が増加したこと等によるものです。

(純資産)

 純資産合計は、13億3千2百万円となり、前連結会計年度末と比較して9千6百万円の減少となりました。これは主に、為替換算調整勘定は増加したものの、配当金の支出、四半期純損失の計上により資本剰余金及び利益剰余金が減少したことによるものです。

 自己資本比率は、前連結会計年度末の34.1%から35.4%となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は13百万円であります。

 

(6)生産、受注及び販売の実績

 当第3四半期連結累計期間の工作機械事業においては、コロナ禍の終息により受注が増加傾向にあり、受注高及び受注残高は著しく増加いたしました。