売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01729 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

本文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間末時点において判断したものであり、その実現を保証するものではありません。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、非製造業を中心に経済活動の正常化が進む中、製造業においては、原材料及びエネルギー価格の高止まりや、地政学的な問題の継続、中国経済の減速等の影響を受け、景気回復の動きは緩やかなものとなりました。

当社グループ製品の主要需要先の状況といたしましては、自動車関連は半導体や部品不足の解消により生産台数の持ち直しが見られましたが、金型向けの工具需要は大きくは改善しませんでした。また、半導体や電子・デバイス関連も、全体的に低調に推移しました。海外向けでは、特に中華圏向けが引き続き低迷しました。

このような環境の中、当社グループでは、10月に開発センターにて「精密微細5軸セミナー」を開催し、3日間で150名のユーザー様にご参加いただきました。5軸制御マシニングセンタでの小径エンドミルを活用した精密微細加工をテーマとした講演会や加工実演を通じて、技術情報の発信と交換を行いました。

製品面では、無限コーティングプレミアムPlus高硬度鋼高精度加工用2枚刃ロングネックボールエンドミル「MRBSH230SF」の規格追加を行いました。

生産面では、原材料費や電力費の上昇分を補うため、生産効率化とコスト削減に継続して取り組む一方で、多品種適量生産により幅広い製品の在庫拡充を図りました。

これらの結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は6,749百万円(前年同期比8.3%減)、営業利益は1,348百万円(同18.9%減)、経常利益は1,362百万円(同17.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は928百万円(同17.1%減)となりました。

製品区分別の売上高では、「エンドミル(6mm以下)」が5,321百万円(前年同期比7.3%減)、「エンドミル(6mm超)」が583百万円(同12.3%減)、「エンドミル(その他)」が337百万円(同17.9%減)、「その他」が507百万円(同6.9%減)となりました。

 

(注)報告セグメントが1つでありますので、製品区分別に記載しております。なお「その他」の事業セグメントは、製品区分別の「その他」に含めております。

 

②財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、前連結会計年度末と比較して総資産は311百万円減少し18,546百万円となりました。これは主に、法人税等や賞与の支払により現金及び預金が減少したこと等によるものであります。

また、負債は前連結会計年度末と比較して470百万円減少し、1,186百万円となりました。これは主に、未払法人税等や賞与引当金の減少等によるものであります。

純資産は前連結会計年度末と比較して、利益剰余金の増加等により158百万円増加し17,359百万円となりました。なお、当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は92.5%となっております。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、317百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)経営成績に重要な影響を与える要因

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。

 

(7)資本の財源及び資金の流動性について

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。