売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02478 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)業績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行後、社会経済活動の正常化が進行し、各種政策の効果があり、足踏みもみられるものの、緩やかな回復の動きが続いております。しかしながら、世界的な金融引き締めの動きが続き、海外景気の下振れリスク、物価上昇、供給面での制約や金融資本市場の変動等の影響があり、依然として先行き不透明な状況が続いております。

 当工作機械業界におきましては、内外需ともに概ね高めの需要水準を保っており、原材料費の高騰や供給制約等の下振れリスクが依然としてありながらも、底堅い動きが続いております。

 このような経営環境の中におきまして、当社グループは市場及びお客様の期待に合致した製品づくりの追求を行いながら、全社的なコスト削減の実施に取組んでまいりました。この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高1,951百万円(前年同四半期比5.2%減)、営業損失12百万円(前年同四半期は営業損失5百万円)、経常利益411百万円(前年同四半期は経常損失9百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益276百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失24百万円)となりました。

 なお、当社グループの事業は、研削盤の製造及び販売を事業内容とする単一セグメントであります。

 

(2)財政状態の分析

(流動資産)

 当第2四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べて109百万円減少し、10,983百万円となりました。これは主に、仕掛品が416百万円増加したものの、現金及び預金が580百万円減少したことによるものであります。

(固定資産)

 当第2四半期連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末に比べて327百万円増加し、4,863百万円となりました。これは主に、投資有価証券が327百万円増加したことによるものであります。

(流動負債)

 当第2四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べて160百万円増加し、1,374百万円となりました。これは主に、契約負債が136百万円減少したものの、短期借入金が126百万円、買掛金が118百万円、未払法人税等が111百万円それぞれ増加したことによるものであります。

(固定負債)

 当第2四半期連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末に比べて91百万円増加し、489百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が108百万円増加したことによるものであります。

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて34百万円減少し、13,982百万円となりました。これは主に、利益剰余金が230百万円、その他有価証券評価差額金が222百万円それぞれ増加したものの、自己株式を550百万円取得したことによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、6,801百万円となり、前連結会計年度末に比べ637百万円減少いたしました。
 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動の結果使用した資金は138百万円(前年同期291百万円資金使用)となりました。
 これは主に、税金等調整前四半期純利益が414百万円あったものの、棚卸資産の増加が385百万円、為替差益が188百万円あったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動の結果使用した資金は221百万円(前年同期86百万円資金使用)となりました。
 これは主に、投資有価証券の償還による収入が305百万円あったものの、投資有価証券の取得による支出が393百万円、有形固定資産の取得による支出が135百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動の結果使用した資金は493百万円(前年同期548百万円資金獲得)となりました。
 これは主に、短期借入金の増加が126百万円あったものの、自己株式の取得が574百万円あったことによるものであります。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、63百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。