E32405 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が緩やかに改善しており、個人消費は、物価上昇の影響などがみられるものの、底堅く推移していることから、緩やかに回復しています。その一方で、各国の通商政策などの影響を受けて、海外経済が減速し、我が国企業の収益も下押しされるなど、依然として世界経済の不確実性や、物価上昇の継続、金融資本市場の変動等による先行きの不透明な状況が続いております。
このような状況下において、グループ全体での事業規模の拡大を推進するとともに、事業運営におけるリスク管理体制の一層の強化を図るなどの取り組みを推進することで、グループ企業理念の実現及び企業価値の向上に努めております。
当社は、2024年5月15日付で、前連結会計年度を初年度とする3か年の中期経営計画を策定・公表しており、適切な資源配分によるオーガニック成長の実現、堅実な投資による事業価値の創出、リスクマネジメント機能の強化、資本配分方針/財務の規律付け、攻守兼ね備えた強固なミドル層の構築に積極的に取り組んでおります。
当中間連結会計期間においては、上述の中期経営計画で公表した財務方針に従い、自己株式取得を前連結会計年度に引き続き実行するなど、資本生産性の改善・向上と経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行に努めております。
広告事業におきましては、1人当たりの生産性の維持・向上に努め、利益創出事業として安定成長を目指しております。
ジチタイワークス事業におきましては、官公需が大きく、市場の開拓余地は十分に存在することから、行政マガジン『ジチタイワークス』のブランド力を強化することで、BtoGソリューション等の拡大による収益の追求、また多面的展開の促進による高付加価値なサービスの拡大に繋げております。
以上の結果、当中間連結会計期間における売上高は1,554,415千円(前中間連結会計期間比18.8%増)、営業利益は97,321千円(前中間連結会計期間比49.9%増)、経常利益は101,007千円(前中間連結会計期間比53.4%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は40,043千円(前中間連結会計期間比20.4%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
① 広告事業
広告事業においては、自治体から様々な媒体の広告枠を入札により仕入れ、民間企業に販売するSR(SMART RESOURCE)サービス、また、自治体から住民へ専門性が高い情報をよりわかりやすく確実に伝える情報冊子マチレットを自治体と協働発行(無料)し、自治体の経費削減を支援するSC(SMART CREATION)サービス等を提供しており、前連結会計年度までに取り組んできた収益性の改善を継続しつつ、1人当たりの生産性の維持・向上を意識した安定的な成長を推進してまいりました。当社グループの主要媒体であるマチレットは現在、子育て・空き家・エンディングノート・おくやみなどのテーマを主として全国展開しております。
なお、セグメント利益の減少における主な要因は、当該事業においては、当連結会計年度の通期では減収増益を見込んでおりますが、売上及び利益が下期に偏重する計画によるものであります。
以上の結果、当中間連結会計期間における売上高は752,032千円(前中間連結会計期間比8.4%減)、セグメント利益は103,412千円(前中間連結会計期間比23.0%減)となりました。
② ジチタイワークス事業
ジチタイワークスは、当社グループの官民連携を推進する様々なサービスを総称するブランドの名称とし、「自治体で働く“コトとヒト”を元気に。」をコンセプトにサービスを展開しております。
2017年12月より発行してきた、当社グループオリジナルのメディアとして、自治体職員の仕事につながるヒントやアイデア、事例などを紹介する行政マガジン『ジチタイワークス』を発行しています。また、当社グループが今まで培った自治体とのリレーションを活用した、自治体と民間企業のニーズを繋ぐBtoGソリューション等の積極的な展開も推進しており、自治体向けに事業を展開したい民間企業に対して、幅広いマーケティング支援の提案も行っております。
当中間連結会計期間においては、BtoGソリューションをはじめとする各サービスの売上が堅調に推移しております。
以上の結果、当中間連結会計期間における売上高は706,440千円(前中間連結会計期間比62.4%増)、セグメント利益は231,780千円(前中間連結会計期間比76.7%増)となりました。
③ その他
その他には、企業版ふるさと納税支援事業や空き家対策関連事業akisol(アキソル)及びマチイロなど他の報告セグメントに含まれないサービスが含まれております。
当中間連結会計期間における売上高は95,942千円(前中間連結会計期間比84.1%増)、セグメント損失は26,544千円(前中間連結会計期間はセグメント損失26,721千円)となりました。
なお、セグメント損失の主な要因は、中長期的な事業規模の拡大に向けた人的投資やマーケティング費用、システム投資によるものであります。
(2)財政状態の分析
① 資産
当中間連結会計期間末の総資産合計は2,395,236千円となり、前連結会計年度末に比べて249,641千円増加しました。流動資産は2,014,873千円となり、前連結会計年度末に比べて209,996千円増加しました。これは主として現金及び預金が250,590千円、商品及び製品が136,295千円増加した一方で、売掛金及び契約資産が208,547千円減少したことによるものであります。固定資産は380,362千円となり、前連結会計年度末に比べて39,644千円増加しました。これは主として投資その他の資産のその他が41,135千円増加したことによるものであります。
② 負債
当中間連結会計期間末の負債合計は1,366,035千円となり、前連結会計年度末に比べて370,764千円増加しました。流動負債は1,082,617千円となり、前連結会計年度末に比べて117,458千円増加しました。これは主として買掛金が107,562千円増加、短期借入金が100,000千円増加、1年内返済予定の長期借入金が133,366千円増加した一方で、流動負債のその他が259,290千円減少したことによるものであります。固定負債は283,418千円となり、前連結会計年度末に比べて253,306千円増加しました。これは長期借入金が253,306千円増加したことによるものであります。
③ 純資産
当中間連結会計期間末の純資産合計は1,029,201千円となり、前連結会計年度末から121,122千円減少しました。これは主として親会社株主に帰属する中間純利益の計上により、利益剰余金が40,043千円増加したものの、自己株式の取得により自己株式が160,675千円増加したことによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の53.8%から43.2%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動及び財務活動によりそれぞれ8,340千円、325,996千円増加したものの、投資活動により183,746千円減少したため、前連結会計年度末に比べ150,590千円増加し、当中間連結会計期間末には、1,117,182千円となりました。
当中間連結会計期間中に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、8,340千円(前中間連結会計期間は得られた資金8,887千円)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益90,819千円の計上、売上債権の減少208,547千円、仕入債務の増加107,562千円があった一方で、棚卸資産の増加132,757千円、未払費用の減少185,947千円、法人税等の支払49,222千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、183,746千円(前中間連結会計期間は使用した資金20,318千円)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出100,000千円、投資有価証券の取得による支出49,984千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、325,996千円(前中間連結会計期間は使用した資金74,590千円)となりました。これは主に、短期借入金の純増加100,000千円、長期借入れによる収入400,000千円があったものの、自己株式の取得による支出160,675千円があったことによるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」に記載したものを除き、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。