売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01505 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間は、緊迫した世界情勢、インフレの継続や各国の金融引き締めによる景気減速基調、原材料・エネルギー価格の高止まりなど、先行き不透明な状況で推移しました。当社グループに関連深い電子機器業界においては、相関のある半導体市場の回復の遅れとそれに伴う長期に渡る生産調整、中国の景気低迷などにより、需要の伸び悩みが続きました。当社グループも長引く影響を受けたことから、当期間の売上高は18,979百万円(前年同期比17.8%減)大幅な減収となりました。営業利益は3,035百万円(同45.0%減)、経常利益は3,172百万円(同44.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,355百万円(同44.1%減)となりました。

次にセグメント別の状況ですが、日本地区売上高(セグメント間取引消去額を含む。以下同じ。)は13,124百万円(前年同期比20.3%減)、セグメント利益(営業利益)は2,095百万円(同51.7%減)となっております。

日本を除くアジア地区では、中国経済減速の煽りを受け製造業の低迷が続いたことから、売上高は8,955百万円(同20.0%減)となり、セグメント利益は89百万円(同91.0%減)となっております。

その他、北米地区の売上高は1,353百万円(同0.9%減)、セグメント利益は118百万円(同5.2%増)となり、欧州地区の売上高は1,671百万円(同10.2%減)、セグメント利益は103百万円(同42.3%減)となっております。

 

(2)財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は70,748百万円(前連結会計年度末比1,612百万円増)となりました。流動資産合計は40,088百万円(同626百万円減)となりました。主な変動項目は、現金及び預金(同1,165百万円減)、受取手形及び売掛金(同607百万円減)および有価証券(同721百万円増)であります。

固定資産合計は30,660百万円(同2,239百万円増)となっております。このうち、有形固定資産合計は24,149百万円(同1,666百万円増)となっております。主な変動項目は、機械装置及び運搬具(純額)(同216百万円増)および建設仮勘定(同1,257百万円増)であります。投資その他の資産合計は6,424百万円(同546百万円増)となっております。主な変動項目は、投資有価証券(同770百万円増)およびその他(同221百万円減)であります。

負債合計は3,786百万円(同1,723百万円減)となりました。流動負債合計は3,006百万円(同1,916百万円減)となりました。主な変動項目は未払法人税等(同1,438百万円減)および支払手形及び買掛金(同305百万円減)であります。固定負債合計は779百万円(同192百万円増)となりました。主な変動項目は、その他(同225百万円増)によるものであります。

純資産合計は66,962百万円(同3,336百万円増)となりました。株主資本合計が60,333百万円(同903百万円増)、その他の包括利益累計額合計が6,629百万円(同2,433百万円増)となっております。主な変動項目は、その他有価証券評価差額金(同858百万円増)、為替換算調整勘定(同1,595百万円増)であります。

 

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,269百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。