E01672 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済状況は、個人消費などの持ち直しに足踏みが見られるものの緩やかに回復している一方で、令和6年能登半島地震の発生、世界的な金融引き締めや中国経済の先行き懸念、物価上昇、金融資本市場の変動等、先行きの不透明さを抱えての推移となりました。
このような状況のもとで当社グループは、各セグメントにおいて受注の確保、拡大に取り組んでまいりました。その結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、受注高は34,301百万円(前年同期比1.1%増)、売上高は23,473百万円(前年同期比9.2%増)となりました。
損益につきましては、原材料価格が高騰する中、原価低減に努め、経常利益は2,927百万円(前年同期比34.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,957百万円(前年同期比9.6%増)となりました。
各セグメントの業績は、次のとおりであります。
①環境事業
環境事業につきましては、受注高は12,536百万円(前年同期比7.6%減)、売上高は7,117百万円(前年同期比1.8%増)、セグメント損失は134百万円(前年同期49百万円の損失)となりました。
②バルブ事業
バルブ事業につきましては、受注高は10,598百万円(前年同期比7.6%増)、売上高は9,320百万円(前年同期比13.0%増)、セグメント利益は1,665百万円(前年同期比46.6%増)となりました。
③メンテナンス事業
メンテナンス事業につきましては、受注高は11,166百万円(前年同期比6.3%増)、売上高は7,035百万円(前年同期比12.5%増)、セグメント利益は1,342百万円(前年同期比29.6%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は39,560百万円となり、前連結会計年度末に比べ515百万円減少しました。主な変動項目としましては、現金及び預金が6,849百万円減少しており、受取手形、売掛金及び契約資産が4,868百万円、仕掛品が815百万円増加しております。
負債合計は13,461百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,979百万円減少しました。主な変動項目としましては、電子記録債務が2,133百万円、支払手形及び買掛金が841百万円減少しており、短期借入金が1,800百万円増加しております。
電子記録債務、支払手形の減少の主な要因は、下請代金支払遅延等防止法上の下請事業者に対する支払方法を現金へ変更したことによります。
純資産合計は26,099百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,464百万円増加しました。主な変動項目としましては、利益剰余金が1,240百万円増加しております。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループで定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更又は新たに発生した事項はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、312百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。