売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02109 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期累計期間のわが国経済は、社会・経済活動がコロナ禍から脱し正常化に向かう中、景気全体としては緩やかに回復してきております。一方、ロシア・ウクライナ情勢の長期化による原燃料価格への影響や、中国経済の動向、世界的な金融引き締めなどによって海外景気が下振れするなど、依然として先行き不透明な状況が継続しております。

このような状況のなか、当社が経営方針としている「盤石な経営基盤を築き、未来を拓く「種」を育てる」のもと、'盤石な経営基盤'に位置付けているPCB事業、'未来を拓く「種」'に位置付けている透明基板事業等において、企業価値向上に向けた諸施策を推進しております。

この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は22,528百万円(前年同四半期比14.8%減)、営業利益は1,920百万円(前年同四半期比18.8%減)、経常利益は1,860百万円(前年同四半期比15.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,353百万円(前年同四半期比28.1%減)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高にはセグメント間の内部売上高又は振替高が含まれております。

(プリント配線板事業)

プリント配線板事業につきましては、顧客への営業活動を強化したものの在庫調整の影響を受けた結果、セグメント売上高は22,054百万円(前年同四半期比15.3%減)となりました。また、生産効率の向上と管理可能個別固定費の圧縮による原価低減に努めたことにより、セグメント利益は1,925百万円(前年同四半期比18.6%減)となりました。

 

(検査機・ソリューション事業)

検査機・ソリューション事業につきましては、新型コロナウイルスによる営業活動制限の影響が緩和され、国内外の受注が回復傾向にあります。この結果、セグメント売上高は402百万円(前年同四半期比30.1%増)、セグメント損失は5百万円(前年同四半期はセグメント損失12百万円)となりました。

 

 

また、財政状態につきましては次のとおりであります。

(資産)

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、20,720百万円(前連結会計年度末比91百万円増)となりました。その内訳は、流動資産が11,475百万円(前連結会計年度末比536百万円増)、固定資産が9,245百万円(前連結会計年度末比444百万円減)であり、主な増減要因は次のとおりであります。

流動資産につきましては、現金及び預金754百万円、受取手形及び売掛金116百万円の増加となり、棚卸資産188百万円の減少となったこと等によるものであります。固定資産につきましては、有形固定資産375百万円、投資その他の資産95百万円の減少となったこと等によるものであります。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、13,217百万円(前連結会計年度末比1,429百万円減)となりました。その内訳は、流動負債が9,395百万円(前連結会計年度末比801百万円減)、固定負債が3,822百万円(前連結会計年度末比628百万円減)であり、主な増減要因は次のとおりであります。

流動負債につきましては、支払手形及び買掛金426百万円、短期借入金199百万円、賞与引当金152百万円の減少となったこと等によるものであります。固定負債につきましては、長期借入金667百万円の減少となったこと等によるものであります。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、7,503百万円(前連結会計年度末比1,521百万円増)となりました。主な増減要因は、資本金が109百万円、資本剰余金が112百万円、利益剰余金が1,047百万円、為替換算調整勘定が221百万円増加したこと等によるものであります。

 

(2) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、62百万円であります。