売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02056 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における電子部品業界は、グローバルな自動車生産台数の回復が進む一方で中国経済の減速や地政学リスクの高まりは依然続いており、先行きの不透明感は払拭されるにいたりませんでした。

このような状況の中、当社グループでは、車載向け基板が自動車需要の回復を受け受注、販売ともに好調に推移しました。スマートフォン向け基板は、需要が低迷したことから前年を下回りましたが、ハイエンドモデル向けビルドアップ基板やフレキシブル基板の受注拡大に努めたことから収益性が高まりつつあります。EMS事業は受託開発案件が引き続き堅調に推移したことなどにより四半期の売上としては過去最大となりました。収益面では受注が拡大したことから工場稼働率が向上するとともに、コストの削減や投資の削減の効果、為替の影響等が相まって改善基調となりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、133,534百万円(前年同期比6.6%増)と前年同期に比べ8,278百万円の増収となりました。損益面では、営業利益が8,338百万円(前年同期比4.5%増)、経常利益が9,779百万円(前年同期比4.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が7,680百万円(前年同期比7.8%増)となりました。

 

② 財政状態の状況

(資産)

当第3四半期連結会計期間末の資産は229,632百万円となり、前連結会計年度末に比べ27,237百万円増加しました。流動資産において、現金及び預金が5,445百万円増加、受取手形及び売掛金が2,307百万円増加、電子記録債権が1,842百万円増加、棚卸資産が2,991百万円増加、流動資産のその他が3,272百万円増加、固定資産において、有形固定資産が11,534百万円増加が主な要因であります。

(負債)

当第3四半期連結会計期間末の負債は134,737百万円となり、前連結会計年度末に比べ16,818百万円増加しました。流動負債において、支払手形及び買掛金が7,051百万円増加、短期借入金が8,070百万円増加、1年内返済予定の長期借入金が1,699百万円増加、固定負債において、長期借入金が1,583百万円増加が主な要因であります。

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末の純資産は94,894百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,419百万円増加しました。利益剰余金が5,948百万円増加、為替換算調整勘定が4,319百万円増加が主な要因であります。

 

 

(2) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は3,986百万円であります。
  なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。