売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02055 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府による各種政策の効果もあり、雇用・所得環境が改善され、緩やかに回復が続いております。一方、世界的な金融引締めや中国経済の先行き懸念など、海外経済の下振れが景気を下押しするリスクとなっており、依然として不透明な状況が続いております。

 当社グループの主要事業であり、官需を主とする情報装置事業につきましては、老朽化したインフラの大規模修繕を中心に、公共事業は底堅く推移しております。そのような状況下、社会インフラの維持・保全、災害に対する防災・減災等、道路交通安全を守るシステム提案を行い受注獲得を進めてまいりました。

 当第3四半期連結累計期間におきましては、半導体不足による部品調達難の影響から、先行投資による部品確保や工程の平準化を進めてまいりました。その結果、売上については前年同期を上回ったものの、原材料の高騰、大型案件の原価先行の影響もあり利益は前年同期を下回りました。

 これらの結果、当第3四半期連結累計期間におきましては、売上高97億16百万円(前年同期比2.0%増)、営業利益2億34百万円(前年同期比64.1%減)、経常利益2億35百万円(前年同期比62.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億9百万円(前年同期比59.5%減)となりました。

 また、当第3四半期連結会計期間末日現在の受注残高は202億68百万円となりました。

 なお、事業別の概況については、単一セグメントとなったため、記載を省略しております。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は171億40百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億92百万円減少いたしました。これは主に、仕掛品が13億73百万円、契約資産が11億49百万円、現金及び預金が10億39百万円増加したものの、売掛金が43億46百万円減少したことによるものであります。固定資産は76億46百万円となり、前連結会計年度末に比べ12百万円減少いたしました。これは投資その他の資産が1億73百万円増加したものの、有形固定資産が1億51百万円、無形固定資産が34百万円減少したことによるものであります。

 この結果、資産合計は、247億87百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億5百万円減少いたしました。

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は57億46百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億16百万円減少いたしました。これは主に、契約負債が7億83百万円増加したものの、未払法人税等が2億95百万円、賞与引当金が1億95百万円、その他が10億23百万円減少したことによるものであります。固定負債は2億63百万円となり、前連結会計年度末に比べ24百万円増加いたしました。

 この結果、負債合計は、60億10百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億92百万円減少いたしました。

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における株主資本は183億52百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億81百万円減少いたしました。これは主に利益剰余金が2億99百万円減少したことによるものであります。その他の包括利益累計額は4億24百万円となり、前連結会計年度末に比べ68百万円増加いたしました。これは退職給付に係る調整累計額が30百万円減少したものの、その他有価証券評価差額金が99百万円増加したことによるものであります。

 この結果、純資産合計は、187億77百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億12百万円減少いたしました。

 

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の総額は、6億13百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。