売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01878 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年12月31日)において、当社グループは、本年度が最終年度となる中期経営計画“Accelerate Growth 2023”に基づき、「IA2IA/Smart manufacturing の実行と存在価値の変革」、「業種対応力の強化と非業種依存のビジネス拡大」、「収益性の確保と健全な成長」、「社内オペレーション最適化とマインドセットの変革」の4つの基本戦略を中心に、成長に向けて社会共通課題の解決を軸とした事業構造の確立に向け取り組んでいます。

当第3四半期連結累計期間の当社グループの業績は、生産部品及びプロジェクト調達品の調達環境の改善や値上げ施策の効果、COVID-19後に受注した大型案件の売上高への計上、為替の変動影響などにより、売上高は前年同期比で756億円増加しました。営業利益は、主に売上の増加に伴う粗利増などにより、前年同期比で336億円増加しました。経常利益は前年同期比で342億円増加しました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、第2四半期連結会計期間に海外子会社に係るのれん等の減損損失を特別損失に計上したものの、経常利益が増加したこと及び第1四半期連結会計期間に投資有価証券売却益を特別利益に計上したことなどにより、前年同期比で352億円の増加となりました。

 

業績の概況は以下のとおりです。

 

 

2023年3月期

第3四半期連結累計期間

2024年3月期

第3四半期連結累計期間

差異

増減率

売上高

3,174億83百万円

3,930億89百万円

756億 5百万円

23.8%

営業利益

247億44百万円

583億80百万円

336億36百万円

135.9%

経常利益

267億99百万円

610億15百万円

342億16百万円

127.7%

親会社株主に帰属する

四半期純利益

168億55百万円

521億13百万円

352億57百万円

209.2%

(参考)1米ドル平均レート

137.01円

143.78円

6.77円

-

 

セグメント別の概況は以下のとおりです。

 

<制御事業>

 

2023年3月期

第3四半期連結累計期間

2024年3月期

第3四半期連結累計期間

差異

増減率

売上高

2,970億50百万円

3,651億29百万円

680億78百万円

22.9%

営業利益

224億86百万円

516億76百万円

291億89百万円

129.8%

制御事業の売上高は、生産部品及びプロジェクト調達品の調達環境の改善や値上げ施策の効果、COVID-19後に受注した大型案件の売上高への計上、為替の変動影響などにより、前年同期比で680億円増加しました。営業利益は、主に売上の増加に伴う粗利増などにより、前年同期比で291億円増加しました。

 

<測定器事業>

 

2023年3月期

第3四半期連結累計期間

2024年3月期

第3四半期連結累計期間

差異

増減率

売上高

176億83百万円

246億47百万円

69億63百万円

39.4%

営業利益

27億96百万円

71億19百万円

43億23百万円

154.6%

測定器事業の売上高は、主に生産部品の調達環境の改善などにより、前年同期比で69億円増加しました。営業利益は、主に売上の増加に伴う粗利増などにより、前年同期比で43億円増加しました。

 

<新事業他>

 

2023年3月期

第3四半期連結累計期間

2024年3月期

第3四半期連結累計期間

差異

増減率

売上高

27億49百万円

33億12百万円

5億63百万円

20.5%

営業利益

△5億39百万円

△4億15百万円

1億23百万円

-

新事業他については、売上高及び営業損失はほぼ前年同期並みとなりました。

 

(2)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、投資有価証券が減少した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産や現金及び預金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ218億円増加し6,404億円となりました。

 また、負債合計は、コマーシャル・ペーパーや未払金が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ166億円減少し2,151億円となりました。

 純資産は、自己株式の取得により減少した一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や為替換算調整勘定の増加等により、前連結会計年度末に比べ384億円増加し4,253億円となりました。

 この結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ3.4ポイント増加し、64.8%となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更はなく、また、新たに生じた課題はありません。

 

(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

 当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について、重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるセグメント別の研究開発の金額は次のとおりです。

 

セグメントの名称

当第3四半期連結累計期間

(百万円)

前年同期比

(百万円)

制御事業

21,389

1,463

測定器事業

2,005

287

新事業他

504

△101

合計

23,899

1,649

 

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。