E02021 Japan GAAP
文章中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が緩和され、消費の拡大やインバウンド需要の増加などにより活気を取り戻しつつありましたが、不安定な国際情勢や原材料価格の高騰など、景気の先行きは依然として不透明な状況で推移いたしました。
当業界におきましては、半導体等の調達難は概ね解消方向で推移いたしましたが、主要部品の一部には長納期を要するものもあり、納期遅延や生産調整を余儀なくされるケースも散見されるなど、依然として厳しい受注環境で推移いたしました。
このような状況のなかで当社グループは、展示会や学会等への出展を積極的に行うとともに、WEBセミナーの継続開催に加え、ホームページやSNSによる情報発信を積極的に行うなど、新規顧客の獲得に注力する一方、既存顧客とのコミュニケーションを一層強化しニーズを掘り起こすなどの深耕営業にも注力いたしました。
以上の結果、売上高は15億53百万円(前年同四半期比4.9%減)、営業利益は1億42百万円(前年同四半期比1.4%増)、経常利益は1億59百万円(前年同四半期比4.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億24百万円(前年同四半期比9.5%増)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりであります。
(X線残留応力測定装置関連)
展示会や学会等への積極的な出展に加え、ホームページやSNSを活用した営業展開により、従来製品や新製品の販売及び計測サービスや装置レンタルの引合いも好調に推移いたしました結果、売上高は4億75百万円(前年同四半期比9.5%増)、セグメント利益は1億67百万円(前年同四半期比35.6%増)となりました。
(ヘルスケア装置関連)
半導体等の調達難も緩和され生産環境も整いつつありますが、受託開発や受託製品の一部において、顧客都合による販売計画の見直しや納期の先送り要請等の影響により、売上高は5億14百万円(前年同四半期比27.0%減)、セグメント利益は22百万円(前年同四半期比69.0%減)となりました。
(光応用・特殊機器装置関連)
個別案件の引合いは引き続き好調を維持しており、受託製品の生産や納品も順調に対応できたことから、売上高は5億63百万円(前年同四半期比14.0%増)、セグメント利益は1億83百万円(前年同四半期比17.9%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比べて2億65百万円増加し、47億84百万円となりました。これは主に、仕掛品が2億95百万円、現金及び預金が1億97百万円それぞれ増加し、受取手形、売掛金及び契約資産が3億8百万円減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末と比べて2億18百万円増加し、13億20百万円となりました。これは主に、電子記録債務が2億82百万円増加し、賞与引当金が64百万円減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末と比べて46百万円増加し、34億64百万円となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に関する重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は64百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間の研究開発活動の状況につきましては、重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間における生産実績は、次のとおりであります。
当第3四半期連結累計期間における受注実績は、次のとおりであります。
当第3四半期連結累計期間における販売実績は、次のとおりであります。
(注)主な相手先別販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
なお、総販売実績に対する当該割合が100分の10未満である販売実績につきましては、記載を省略しております。