売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02304 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響から緩やかな回復基調にあるものの、先行きについては国際情勢等を受けた資源価格の高騰や、物価上昇に対応した欧米の金融引き締めの影響が危惧される等、不透明な状況が続いています。

 医療業界においては、新型コロナウイルス感染症への対応を継続しつつ、医療分野のデジタル化を進める医療DXの推進や、地域医療構想による医療機関の機能分化と連携を通した効率的な医療提供体制の構築が求められています。

 

a.財政状態

 当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産が前連結会計年度末と比べて38億14百万円増加し、2,107億37百万円となりました。

 これは、受取手形及び売掛金が65億90百万円減少したものの、有形固定資産が51億14百万円増加、商品及び製品が46億28百万円増加したことなどが主な要因であります。

 負債は、前連結会計年度末と比べて63億70百万円減少し、375億4百万円となりました。

 これは、未払法人税等が34億34百万円減少、賞与引当金が23億84百万円減少したことなどが主な要因であります。

 純資産は、前連結会計年度末と比べて101億85百万円増加し、1,732億32百万円となりました。

 これは、利益剰余金が81億46百万円増加したことなどが主な要因であります。

 

b.経営成績

 当第3四半期連結累計期間の経営成績は、連結売上高は992億58百万円(前年同期比6.2%増)となりました。利益につきましては、連結営業利益は192億86百万円(前年同期比20.0%増)、連結経常利益は196億3百万円(前年同期比16.9%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は136億36百万円(前年同期比17.5%増)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

①生体検査装置部門

 血圧脈波検査装置、自動血球計数装置の売上が減少し、連結売上高は195億15百万円(前年同期比2.3%減)、営業利益は33億44百万円(前年同期比11.5%増)となりました。

②生体情報モニター部門

 モニタの連結売上高は59億89百万円(前年同期比20.0%減)、営業利益は11億13百万円(前年同期比10.6%減)となりました。

③治療装置部門

 在宅医療向けレンタル事業、AEDが伸張し、連結売上高は440億68百万円(前年同期比8.7%増)、営業利益は94億24百万円(前年同期比5.5%増)となりました。

④消耗品等部門

 消耗品等部門は、記録紙、ディスポーザブル電極や上記各部門の器械装置に使用する消耗品や修理、保守を含みます。

 消耗品等部門の連結売上高は296億85百万円(前年同期比16.5%増)、営業利益は54億4百万円(前年同期比86.2%増)となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

 当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の総額は、34億43百万円となりました。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。