E34657 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2023年5月1日~2024年1月31日)における国内経済は、社会経済活動及び生活行動の本格的な活性化がみられ、緩やかな景気回復基調が期待されるものの、金融面・地政学面・供給面等の世界的な変動影響が懸念される等、先行き不透明な状況が継続しております。
このような中で第2四半期にあったような規模での大型案件に恵まれせんでしたが、それでも第2四半期に引き続き、コロナ禍から回復した人流を掴むべく適切な案件の提案、実施に努めた結果、第1四半期より大きく伸ばして第3四半期での売上高は40億円弱での着地となりました。他方で、いくつか低採算の案件が生じたことと、この上期から平均5.0%のベースアップやM&Aに向けた戦略的投資等、及びいくつかの案件でのトラブル等の発生といった要因により一時的に採算性が悪化しました。
なお、昨年12月に株式会社ガイアコミュニケーションズをグループ化しましたが、早くも様々な協業が始まり、更なる事業拡大を展望しております。。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高12,266百万円(前年同期比2.4%減)、売上総利益2,725百万円(前年同期比10.8%減)、営業利益1,129百万円(前年同期比25.8%減)、経常利益1,143百万円(前年同期比24.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益485百万円(前年同期比50.5%減)となりました。
なお、当社グループはプロモーション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
②財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は9,893百万円となり、前連結会計年度末に比べ635百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が301百万円減少した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が418百万円、未成業務支出金が277百万円増加したことによるものであります。固定資産は1,939百万円となり、前連結会計年度末に比べ83百万円増加いたしました。これは主に、投資その他の資産が241百万円減少した一方で、無形固定資産が334百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、11,832百万円となり、前連結会計年度末に比べ718百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は2,978百万円となり、前連結会計年度末に比べ227百万円増加いたしました。これは主に、未払法人税等が187百万円減少した一方で、買掛金が387百万円増加したことによるものであります。固定負債は607百万円となり、前連結会計年度末に比べ239百万円増加いたしました。これは主に、長期借入金が219百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、3,585百万円となり、前連結会計年度末に比べ467百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は8,247百万円となり、前連結会計年度末に比べ251百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益485百万円を計上したことによるものと、剰余金の配当258百万円により、利益剰余金が226百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は69.4%(前連結会計年度末は71.7%)となりました。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要
な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。