あんしん保証株式会社

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E31905 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第3四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

(1) 経営成績等の状況の概要

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあり、緩やかな回復が期待されるものの、依然として世界的な金融引締めや物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響を注意する必要がある状況となっております。
 賃貸住宅市場におきましては、令和5年12月の新設住宅着工戸数が前年同月比4.0%減、貸家着工戸数は前年同月比3.6%減となりました。(国土交通省総合政策局建設経済統計調査室発表:建築着工統計調査報告 令和5年12月分)
 このような事業環境のもと、当社は、営業面において新たなクレジットカード会社との業務提携や付帯商品の開発を進めるとともに、請求自動化をはじめとする各種WEB機能の利用率向上に努めてまいりました。また、債権管理面においては初期未収対応人員の確保によって体制の見直しを図り、回収基盤の強化に努めてまいりました。
 

 

この結果、当第3四半期会計期間の財政状態及び経営成績は、以下のとおりとなりました。

 

(a)財政状態

当第3四半期会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べ725,789千円増加の10,200,158千円となりました。

当第3四半期会計期間末の負債合計は、前事業年度末に比べ620,204千円増加の7,928,767千円となりました。

当第3四半期会計期間末の純資産合計は、前事業年度末に比べ105,584千円増加の2,271,390千円となりました。

 

(b)経営成績

当第3四半期累計期間の経営成績は、営業収益3,595,077千円(前年同期比7.9%増)となりました。また、利益につきましては、営業利益395,511千円(前年同期比17.6%減)、経常利益481,922千円(前年同期比13.7%減)、税引前四半期純利益481,811千円(前年同期比13.7%減)、四半期純利益320,469千円(前年同期比14.3%減)となりました。

 

当社の事業セグメントは、家賃債務保証事業の単一セグメントでありますので、セグメント別の記載を省略しております。

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

  経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。

 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。

 

 ② 当第3四半期会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

 (a)財政状態の分析

 (資産)
 当第3四半期会計期間末における資産につきましては、前事業年度末に比べ725,789千円増加の10,200,158千円(前事業年度末比7.7%増)となりました。増減の主な要因は、自社保証の拡大等により求償債権が281,171千円増加したこと及び収納代行立替金が1,070,380千円増加したことによるもののほか、自己株式取得に係る支出他により現金及び預金が224,341千円減少したこと、季節的変動等により営業未収入金が252,010千円減少したこと及び求償債権の増加に伴い貸倒引当金が133,813千円増加したこと等によるものであります。
 
 (負債)
 負債につきましては、前事業年度末に比べ620,204千円増加の7,928,767千円(前事業年度末比8.5%増)となりました。増減の主な要因は、収納代行預り金が771,225千円及び短期借入金が150,000千円増加したことによるもののほか、営業未払金が137,651千円及び未払法人税等が98,086千円減少したこと等によるものであります。
 
 (純資産)
 純資産につきましては、前事業年度末に比べ105,584千円増加の2,271,390千円(前事業年度末比4.9%増)となりました。増減の主な要因は、取締役会決議に基づく自己株式の取得を行い160,956千円支出したこと及び剰余金の配当53,929千円によるもののほか、四半期純利益320,469千円を計上したこと等によります。

 

(b)経営成績の分析

(営業収益)

当第3四半期累計期間における営業収益は、保証債務残高及び新規保証実行件数が伸びた結果、3,595,077千円(前年同期比7.9%増)となりました。

 

(営業利益)

当第3四半期累計期間における営業費用は、3,199,566千円(前年同期比12.2%増)となりました。営業活動により加盟店へ支払う集金代行手数料が増加したため支払手数料が130,959千円増加(前年同期比13.4%増)したこと、貸倒引当金繰入額が179,061千円増加(前年同期比51.1%増)したこと等によります。その結果、営業利益は395,511千円(前年同期比17.6%減)となりました。

 

(経常利益)

当第3四半期累計期間における営業外収益は、遅延損害金収入が12,577千円増加(前年同期比20.2%増)したこと等により、合計で104,272千円(前年同期比14.3%増)となりました。営業外費用は、支払利息が2,883千円増加(前年同期比24.8%増)したこと等により、合計で17,861千円(前年同期比39.2%増)となりました。その結果、経常利益は481,922千円(前年同期比13.7%減)となりました。

 

(税引前四半期純利益)

当第3四半期累計期間における特別損失は、当期に固定資産除却損が発生したことにより、110千円となりました。その結果、税引前四半期純利益は481,811千円(前年同期比13.7%減)となりました。

 

(四半期純利益)

当第3四半期累計期間においては、法人税、住民税及び事業税146,420千円(前年同期比11.2%増)を計上し、法人税等調整額14,921千円(前年同期比71.8%減)を計上した結果、四半期純利益は320,469千円(前年同期比14.3%減)となりました。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。