トヨタ自動車株式会社

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売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02144 IFRS


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数は、729万5千台と、前年同四半期連結累計期間に比べて80万4千台12.4%)の増加となりました。日本での販売台数については、163万台と、前年同四半期連結累計期間に比べて22万8千台16.3%)の増加となりました。海外においても、566万5千台と、前年同四半期連結累計期間に比べて57万6千台11.3%)の増加となりました。

当第3四半期連結累計期間の業績については、次のとおりです。

 

営業収益

34兆227億円

前年同期比増減

6兆5,586億円

23.9%

営業利益

4兆2,402億円

前年同期比増減

2兆1,421億円

102.1%

税引前
四半期利益

5兆3,570億円

前年同期比増減

2兆4,877億円

86.7%

親会社の所有者に帰属する
四半期利益

3兆9,472億円

前年同期比増減

2兆482億円

107.9%

 

 

なお、営業利益の主な増減要因は、次のとおりです。

 

営業面の努力

1兆9,900億円

為替変動の影響

3,800億円

原価改善の努力

△650億円

諸経費の増減・低減努力

△3,000億円

その他

1,371億円

 

 

事業別セグメントの業績は、次のとおりです。

a.自動車事業

営業収益は31兆2,310億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて6兆2,305億円24.9%)の増収となり、営業利益は3兆7,199億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1兆9,981億円116.0%)の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力などによるものです。

 

b.金融事業

営業収益は2兆5,437億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて4,455億円21.2%)の増収となり、営業利益は4,169億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて929億円28.7%)の増益となりました。営業利益の増益は、米国の販売金融子会社において、金利スワップ取引などの時価評価による評価損が減少したことなどによるものです。

 

c.その他の事業

営業収益は9,831億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1,374億円16.3%)の増収となり、営業利益は1,239億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて668億円116.8%)の増益となりました。

 

 

所在地別の業績は、次のとおりです。

a.日本

営業収益は16兆1,372億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて3兆3,650億円26.3%)の増収となり、営業利益は2兆6,851億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1兆1,438億円74.2%)の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力および為替変動の影響などによるものです。

 

b.北米

営業収益は13兆5,543億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて3兆919億円29.6%)の増収となり、営業利益は5,165億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて6,055億円の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力および原価改善の努力などによるものです。

 

c.欧州

営業収益は4兆1,792億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて1兆1,111億円36.2%)の増収となり、営業利益は2,855億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて2,688億円1,608.4%)の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力および前年同四半期連結累計期間にロシアでの生産事業終了による損失を計上した影響1,040億円、うち欧州における影響952億円などによるものです。

 

d.アジア

営業収益は6兆6,825億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて5,495億円9.0%)の増収となり、営業利益は6,496億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて892億円15.9%)の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力および原価改善の努力などによるものです。

 

e.その他の地域(中南米、オセアニア、アフリカ、中東)

営業収益は3兆1,637億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて5,203億円19.7%)の増収となり、営業利益は1,989億円と、前年同四半期連結累計期間に比べて229億円13.0%)の増益となりました。営業利益の増益は、営業面の努力などによるものです。

 

②財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末における財政状態については、次のとおりです。

総資産は84兆2,321億円と、前連結会計年度末に比べて9兆9,289億円13.4%)の増加となりました。負債は50兆7,081億円と、前連結会計年度末に比べて5兆6,692億円12.6%)の増加となりました。資本は33兆5,239億円と、前連結会計年度末に比べて4兆2,597億円14.6%)の増加となりました。

 

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は7兆5,831億円と、前連結会計年度末に比べて661億円0.9%)の増加となりました。

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況と、前年同四半期連結累計期間に対するキャッシュ・フローの増減は、次のとおりです。

 

営業活動によるキャッシュ・フロー

当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、2兆7,861億円の資金の増加となり、前年同四半期連結累計期間が1兆8,259億円の増加であったことに比べて、9,602億円の増加となりました。

 

投資活動によるキャッシュ・フロー

当第3四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、4兆2,301億円の資金の減少となり、前年同四半期連結累計期間が1兆5,135億円の減少であったことに比べて、2兆7,165億円の減少となりました。

 

財務活動によるキャッシュ・フロー

当第3四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、1兆6,344億円の資金の増加となり、前年同四半期連結累計期間が4,971億円の減少であったことに比べて、2兆1,316億円の増加となりました。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における当社および連結子会社(以下、トヨタという。)の研究開発支出は8,981億円です。また、要約四半期連結損益計算書に計上している研究開発費は9,235億円です。