売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02248 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における世界経済の回復ペースは依然として遅く、エネルギー問題や物価高騰などの不確実性を含んでおります。国内では脱炭素社会、人的資本経営、DX経営等への本格対応が始まっております。また、自動車業界は電動車市場の拡大による事業再編と「稼ぐ力」の持続性を追求し市場競争が一段と激化しております。このような状況の中、当社グループは主力製品であるプーリやトランスミッション部品の収益向上を目指す生産体制の再編成などを展開し、一昨年設立した合弁会社キーネクストでxEV部品のモーターコアの生産を開始いたしました。

 海外拠点では、中国市場での急速な自動車のEV化シフトに伴うプーリ需要の減少により、一部収益を圧迫いたしました。

 その結果、当社グループ(当社及び連結子会社)の売上高は8,384百万円(対前年同四半期1,185百万円増加[16.5%])となりました。利益面では、営業利益534百万円(対前年同四半期347百万円増加[186.0%])、経常利益605百万円(対前年同四半期362百万円増加[149.5%])、親会社株主に帰属する四半期純利益522百万円(対前年同四半期245百万円増加[88.5%])となりました。

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 日本は売上高6,087百万円(対前年同四半期972百万円増加[19.0%])、営業利益434百万円(対前年同四半期342百万円増加[374.4%])となりました。東南アジアは売上高1,896百万円(対前年同四半期266百万円増加[16.4%])、営業利益101百万円(対前年同四半期77百万円増加[322.3%])となり、中国は売上高651百万円(対前年同四半期64百万円減少[△9.0%])、営業損失19百万円(対前年同四半期は営業利益54百万円)となりました。

 

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は15,887百万円となり、前連結会計年度末に比べ480百万円の増加となりました。流動資産は84百万円増加しましたが、主として現金及び預金の減少353百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の減少110百万円、電子記録債権の増加556百万円等によるものであります。固定資産は395百万円増加しましたが、主として機械装置及び運搬具の増加100百万円、建設仮勘定の増加165百万円、投資有価証券の増加178百万円等によるものであります。

 負債は5,163百万円となり、前連結会計年度末に比べ286百万円の減少となりました。流動負債は47百万円増加しましたが、主として支払手形及び買掛金の減少251百万円、電子記録債務の増加365百万円、短期借入金の減少54百万円、未払法人税等の減少45百万円、賞与引当金の増加22百万円等によるものであります。固定負債は334百万円減少しましたが、主として長期借入金の減少296百万円、リース債務の減少52百万円等によるものであります。

 純資産は10,724百万円となり、前連結会計年度末に比べ766百万円の増加となりましたが、主として利益剰余金の増加374百万円、その他有価証券評価差額金の増加110百万円、為替換算調整勘定の増加267百万円等によるものであります。

 この結果、自己資本比率は66.4%となりました。

 

 

(2) 経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、165百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。