売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02183 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当社グループの当第3四半期連結累計期間における売上高は、主に円安に伴う為替換算影響に加え、半導体供給不足やサプライチェーン混乱による顧客の生産調整が解消し販売が堅調に推移したこと等により、387億11百万円と前年同期に比べ28億4百万円(7.8%)の増加となりました。

利益面におきましては、原材料およびエネルギー価格高騰に対する販売価格への転嫁の若干の遅れはあるものの、売上高増加影響に加え、一部製品の商流変更に伴う輸送費の削減、主に日本における生産体制の構造変革、さらには製品保証引当金について顧客との負担金額の按分割合の変更を受け見積りの変更を行った結果2億92百万円の戻し入れが発生したこと等により、営業利益は27億47百万円(前年同期比400.7%の増加)、経常利益は28億69百万円(前年同期比346.6%の増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は22億90百万円(前年同期比565.2%の増加)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

<ユニット事業>

売上高は、アジア拠点において一部北米市場向け製品の販売が減少したものの足元では回復が見られ、また円安に伴う為替換算影響に加え、日本拠点においてサプライチェーン混乱による顧客の生産調整が解消し販売が堅調に推移したこと等により、249億48百万円(前年同期比6.4%の増加)となりました。セグメント利益につきましては、売上高増加影響に加え、一部製品の商流変更に伴う輸送費の削減、さらには製品保証引当金について顧客との負担金額の按分割合の変更を受け見積りの変更を行った結果2億92百万円の戻し入れが発生したこと等により、20億97百万円(前年同期比178.4%の増加)となりました。

<部品事業>

売上高は、主に日本および米国拠点において半導体供給不足による顧客の生産調整が解消に向かったことに加え、米国拠点での新規顧客向け製品の販売増加等により、137億31百万円(前年同期比10.4%の増加)となりました。セグメント利益につきましては、売上高増加影響により6億22百万円(前年同期は2億30百万円の損失)となりました。

<その他>

セグメント利益につきましては、22百万円の利益(前年同期比3.4%の増加)となりました。

 

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、有形固定資産が減少しましたが、主に投資有価証券が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ4億62百万円増加し435億22百万円となりました。

負債につきましては、主に借入金と未払金の減少により、前連結会計年度末に比べ30億29百万円減少し194億84百万円となりました。

純資産につきましては、利益剰余金、その他有価証券評価差額金及び為替換算調整勘定の増加により、前連結会計年度末に比べ34億92百万円増加し240億37百万円となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」に関し、製品保証引当金の見積りに用いた仮定について重要な変更を行っております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計上の見積りの変更)」に記載のとおりです。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 

(4)優先的に対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

 当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針を決定する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、10億44百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。