売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02843 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績

当第3四半期連結累計期間におきましては、学校校舎改修工事の進捗や国内半導体業界の復調により関連分野での伸長が見られたものの、新型コロナウイルス感染症の収束に伴い、学校向け保健室設備品や国内外の滅菌器に対する特需の影響が無くなったことにより、売上高73億90百万円(前年同期比5.7%減)、営業利益12億60百万円(同2.8%減)、経常利益12億77百万円(同3.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益8億10百万円(同2.2%減)となりました。

セグメントの経営成績は次のとおりであります。

① 理科学機器設備

コロナ禍等により滞っていた学校校舎改修工事の進捗により、実習台や収納戸棚類の売上が堅調に推移したものの、国内外の滅菌器における特需の影響が無くなった結果、売上高は34億90百万円(前年同期比3.6%減)、セグメント利益は5億10百万円(同4.6%減)となりました。

② 保健医科機器

新規大口案件の獲得や買い替え需要の取り込み等によりAEDの売上が好調を維持した他、CO2モニターなどの拡販に努めたものの、学校向け感染症対策予算の縮小に伴って保健室設備品の需要が通常期に戻った結果、売上高は18億19百万円(前年同期比20.3%減)、セグメント利益は3億15百万円(同31.9%減)となりました。

③ 産業用機器

国内半導体メーカーの設備投資復調に伴い、保温・加熱用電気ヒーターの受注が増加した他、東アジア地域における環境試験装置の販売が堅調に推移した結果、売上高は20億80百万円(前年同期比7.6%増)、セグメント利益は4億52百万円(同40.7%増)となりました。

 

(2) 財政状態

当第3四半期連結会計期間末の総資産は177億58百万円となり、前連結会計年度末に比べて3億85百万円減少しました。これは主に、建物及び構築物が1億83百万円、商品及び製品が1億26百万円増加した一方、現金及び預金が5億64百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が1億42百万円減少したこと等によるものであります。負債は40億60百万円となり、前連結会計年度末に比べて4億69百万円減少しました。これは主に、賞与引当金が2億22百万円、未払法人税等が1億97百万円、電子記録債務が1億40百万円減少したこと等によるものであります。純資産は前連結会計年度末に比べて83百万円増加し136億97百万円となり、自己資本比率は72.89%となりました。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動金額は、133,310千円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5) 主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった重要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。

会社名

事業所名

(所在地)

セグメント

の名称

設備の内容

投資総額

(千円)

資金調達方法

完了年月

完成後の
増加能力

提出会社

東京支店(東京都北区)

理科学機器設備

保健医科機器

産業用機器

営業設備

259,980

自己資金

2023年5月