売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03264 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用情勢や所得環境の改善、インバウンド需要の増加などに伴い、緩やかな回復の動きが続いていますが、世界的な金融政策の動向や地政学リスクの高まりなどから、依然として注視が必要な状況が続くと見込まれております。

当社が位置するICT業界においては、業務効率化や生産性向上を目的としたシステム投資やIT技術の活用によりビジネスモデルを変革するDX関連投資などを中心として、堅調な推移が見込まれています。また、生成AIなどを活用したAI関連商品への投資も加速すると見られています。

このような環境の中、当社は、2022年9月期より2024年9月期を対象とした第2期中期経営計画「FuSodentsu Vision 2024(FSV2024)」~80周年さらには100周年に向けたInnovation Challenge~の最終年度として、自治体や防災・減災、ヘルスケアビジネスなどの主力ビジネスの拡大や、売上の平準化や安定的な収益の獲得を目指すサービスビジネスの強化などに努めてまいりました。また、2023年には、当社の存在意義である「パーパス」と行動基準である「スタイル」を制定し、パーパスをステークホルダーの皆様と共有し、事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献していくとともに更なる企業価値の向上に努めております。

その結果、当第1四半期累計期間の受注高につきましては、小売業向けのWi-Fiアクセスポイント設置工事や、防災・減災ビジネスなどの増加により、11,878百万円(前年同四半期比25.9%増)となりました。売上高につきましては、小売業向けのWi-Fiアクセスポイント設置工事や、民需向けのパソコン・ソフトウエア販売の増加に加え、サポートデスクサービスなどサービス部門が好調に推移したことにより10,526百万円(前年同期比25.3%増)となりました。

 

部門別の売上高につきましては、

ネットワーク部門   3,280百万円 (前年同四半期比   57.0%増)

ソリューション部門  2,431百万円 (前年同四半期比   10.4%増)

オフィス部門     2,209百万円 (前年同四半期比   19.2%増)

サービス部門     2,605百万円 (前年同四半期比   15.6%増)

となりました。

 

利益につきましては、前年同四半期に比べ売上高が大幅に増加したことから、

  営業利益    199百万円 (前年同四半期  営業損失   80百万円)

  経常利益    253百万円 (前年同四半期  経常損失    36百万円)

  四半期純利益  163百万円 (前年同四半期  四半期純損失  8百万円)

となりました。

 

② 財政状態の分析

当第1四半期会計期間末における総資産は、26,396百万円となり、前事業年度末に比べ830百万円減少となりました。主な減少理由といたしましては、仕掛品が172百万円増加したものの、現金及び預金が315百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が627百万円、繰延税金資産が115百万円減少したことによるものです。

負債につきましては、15,353百万円となり、前事業年度末に比べ783百万円減少となりました。主な減少理由といたしましては、未払法人税等が353百万円、賞与引当金が452百万円減少したことによるものです。

純資産につきましては、11,042百万円となり、前事業年度末に比べ46百万円減少となりました。主な減少理由といたしましては、その他有価証券評価差額金が84百万円増加し、四半期純利益を計上したものの、期末配当金の支払いにより利益剰余金が133百万円減少したことによるものです。

 

 

(2) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題

当第1四半期累計期間において新たに発生した優先的に対処すべき事業上および財務上の課題はありません。

 

(3) 研究開発活動

該当事項はありません。