E02903 Japan GAAP
当第3四半期連結累計期間(令和5年3月1日~令和5年11月30日)における当社を取り巻く経済環境は、車載半導体不足の緩和により自動車生産の回復が見られたものの、原材料価格・エネルギーコストの上昇による企業収益の圧迫や海外景気の下振れリスク等の要因により、先行き不透明な状況で推移しました。
この様な状況のもと、当社グループは「中期経営計画 Achieve2025(令和3年3月1日~令和8年2月28日)」の3年目として重点施策の着実な実行に努めました。当第3四半期連結累計期間においては、3月にユーザーを見据えた設備・機器等の販売統括部門として営業推進部を新設しました。また、業容拡大、BCP対策及び物流の2024年問題への対応として、3月に中部物流センターを愛知県名古屋市瑞穂区から中川区に移転し、8月に東日本物流センターを東京都北区から群馬県太田市に移転しました。10月には、国内最大級の工作機械見本市「メカトロテックジャパン2023」に出展し、「『削る・測る・繋ぐ』の新時代」をテーマとして、製造現場における効率化に役立つ商材を中心にお客様へ提案いたしました。海外拠点のあるベトナム・タイ・中国においては、中期経営計画の重点施策を着実に実行し、事業拡大に努めました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は334億30百万円(前年同期比0.5%減)となりました。利益面では、移転関係費用の計上もあり営業利益は4億6百万円(同39.2%減)、経常利益は4億48百万円(同36.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億95百万円(同49.7%減)となりました。
取扱商品分類別の売上高は、下表のとおりです。
当第3四半期連結会計期間末の資産、負債および純資産の状況は、以下のとおりです。
① 資産
資産は、185億14百万円と前連結会計年度から13億27百万円増加しました。これは、棚卸資産が11億25百万円増加したことが主な要因です。
② 負債
負債は、57億58百万円と前連結会計年度から12億34百万円増加しました。これは、支払手形及び買掛金が5億23百万円、短期借入金が9億69百万円増加したことが主な要因です。
③ 純資産
純資産は、127億56百万円と前連結会計年度から93百万円増加しました。これは、配当金の支払いにより利益剰余金が2億19百万円減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益2億95百万円の計上により利益剰余金が増加したことが主な要因です。
なお、自己資本比率は68.9%となりました。