売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E35554 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの5類への移行により、インバウンド需要の回復など、景気は緩やな回復が見られました。しかしながら、原油・原材料価格の高止まりの影響や地政学的リスクの長期化など先行きは依然として不透明な状況が続いております。

これらの結果、当第3四半期累計期間における業績は売上高1,841,703千円(前年同期比12.2%減)、営業損失248,588千円(前年同四半期は営業損失32,406千円)、経常損失250,507千円(前年同四半期は経常損失32,254千円)、四半期純損失は棚卸資産評価損を特別損失として計上したことにより1,148,235千円(前年同四半期は四半期純損失17,194千円)となりました。

当社の事業セグメントは、「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおり、単一の事業セグメントでありますが、販売チャネルを区分した売上高の概況は次のとおりであります。

 

① TV通販

当販売チャネルには、TV通販番組にて販売するため、TV通販番組運営会社に対する商品の売上が含まれます。当第3四半期累計期間の売上高は709,829千円(前年同期比20.4%減)となりました。TV通販におきましては、ラジオ媒体での商品販売の強化、テレビ放送での訴求内容・演出のリニューアルの実施により、売上高の向上に取り組んでおります。なお、クリーン系商品の掃除用クロス「パルスイクロス」、クリーン系商品のエアコン掃除用品「エアコンクリーナーAg消臭プラス」等の商品が売上上位商品となっております。

 

② ベンダー販売

当販売チャネルには、量販店において店頭で販売するため、量販店に対する商品の売上が含まれます。当第3四半期累計期間の売上高は503,854千円(前年同期比6.2%増)となりました。ベンダー販売におきましては、現在、既存取引のなかったカテゴリーの販路拡大と、店頭実演の実施、実演販売士のおすすめ商品コーナーを店舗に設置するなどの施策で、売上高の向上に取り組んでおります。なお、ビューティ&ヘルス系商品の滑車を使った骨盤ベルト「骨盤整隊カシャーン」、ビューティ&ヘルス系商品のゴムを使用したピーリングタオル「ゴムポンつるつる」等の商品が売上上位商品となっております。

 

 

③ インターネット通販

当販売チャネルには、インターネット上のショッピングモールでの商品の売上が含まれます。当第3四半期累計期間の売上高は489,255千円(前年同期比17.8%減)となりました。インターネット通販におきましては、モール内外において骨盤整隊カシャーンの広告を強化し、当該商品の売上高アップを達成、また各モール内での取り扱い商品数を増やすべく、クラウドファンディング事業「わくたん」から、NB商品の仕入れを進め、売上高の向上に取り組んでおります。なお、ビューティ&ヘルス系商品のゴムを使用したピーリングタオル「ゴムポンつるつる」、ビューティ&ヘルス系商品の滑車を使った骨盤ベルト「骨盤整隊カシャーン」等の商品が売上上位商品となっております。

 

④ セールスプロモーション

当販売チャネルには、クラウドファンディング事業「わくたん」及び企業等からのプロモーション活動や社内教育に関する依頼に基づいた動画の制作、又は実演販売士の派遣及び動画への出演による売上が含まれます。当第3四半期累計期間の売上高は、99,883千円(前年同期比11.9%増)となりました。コロナ禍前のイベント案件数までの回復には至らないものの、動画制作案件の受注は好調に推移しております

 

⑤ デモカウ

当販売チャネルには、当社が消費者へ直接商品を販売するための当社直営店舗「デモカウ」及びECサイト「デモカウ」の売上が含まれます。当第3四半期累計期間の売上高は、38,377千円(前年同期比19.9%減)となりました。実店舗においては、実演販売と季節商品及び新商品の展開を強化し、楽しく・わかりやすく・触りやすい売場演出で入店率を上げるための取組をしております。なお、ビューティ&ヘルス系商品の滑車を使った骨盤ベルト「骨盤整隊カシャーン」や、ビューティ&ヘルス系商品のゴムを使用したピーリングタオル「ゴムポンつるつる」等の商品が売上上位商品となっております。

 

⑥ その他

当販売チャネルには、社内販売制度に基づいた売上が含まれます。当第3四半期累計期間の売上高は、502千円(前年同期比3,278.7%増)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べて1,461,935千円減少し、1,902,540千円となりました。流動資産は、前事業年度末に比べて1,526,646千円減少し、1,702,372千円となりました。主な要因は、売掛金が66,525千円増加した一方で、現金及び預金が609,830千円、棚卸資産が985,029千円減少したことによるものであります。固定資産は、前事業年度末に比べて64,710千円増加し、200,168千円となりました。主な要因は、無形固定資産が66,709千円増加したことによるものであります。

当第3四半期会計期間末における負債総額は、前事業年度末に比べて313,700千円減少し、291,462千円となりました。流動負債は、前事業年度に比べて310,590千円減少し、270,603千円となりました。主な要因は、賞与引当金が15,635千円、未払費用が9,239千円増加した一方で、短期借入金が215,000千円、買掛金が66,402千円、未払消費税等が39,131千円減少したことによるものであります。固定負債は、前事業年度に比べて3,110千円減少し、20,858千円となりました。主な要因は、退職給付引当金が3,005千円減少したことによるものであります。

当第3四半期会計期間末における純資産は、四半期純損失の計上により利益剰余金が1,148,235千円減少したことにより、前事業年度末に比べて1,148,235千円減少し、1,611,078千円となりました。

 

(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

 

(4) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当第3四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期累計期間において、当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(7) 経営成績に重要な影響を与える要因

当第3四半期累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。