売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02331 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における世界経済は、インフレはピークを迎えつつあるものの、依然として物価は高い水準を維持しており、また、金利上昇による大型設備投資減少等、将来の不確実性は増しております。

 一方、国内においては、製造業では設備投資が堅調に推移し、また、非製造業では、コロナ禍からの回復で外出関連の需要が増加しているものの、人手不足等の懸念があります。

 このような事業環境の中、3つの事業全て増収となりましたが、営業利益は前年並みとなりました。

 この結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は、41,217,090千円(前年同期比14.2%増)、EBITDAは、13,921,070千円(前年同期比4.1%増)、営業利益は、11,827,353千円(前年同期比0.6%減)、経常利益は、15,406,051千円(前年同期比4.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、22,384,970千円(前年同期比119.3%増)となりました。

 

 セグメントの経営成績は次のとおりであります。

 

(歯科事業)

 歯科事業の売上高については、北米で減収となったものの、国内、欧州及びアジアにおいて増収となり、前年同期に比べて増収となりました。利益面についても、セグメント営業利益及びセグメントEBITDAともに、前年同期に比べて増益となりました。

 この結果、売上高は、32,765,446千円(前年同期比8.1%増)、セグメントEBITDAは、14,484,682千円(前年同期比5.5%増)、セグメント営業利益は、13,280,199千円(前年同期比4.3%増)となりました。

 

(外科事業)

 外科事業の売上高については、北米及び欧州で減収となりましたが、国内及びアジアで増収となり、前年同期に比べて増収となりました。利益面については、セグメント営業利益及びセグメントEBITDAともに、前年同期に比べて増益となりました。

 この結果、売上高は、2,591,901千円(前年同期比8.3%増)、セグメントEBITDAは、1,386,645千円(前年同期比7.6%増)、セグメント営業利益は、1,323,302千円(前年同期比7.3%増)となりました。

 

(機工事業)

 機工事業の売上高については、2022年末に買収したNakanishi Jaeger GmbHにより、欧州の売上が5倍となり、また、アジアにおいても増収となりましたが、国内及び北米で前年同期並みとなり、前年同期に比べて増収となりました。利益面については、セグメントEBITDAは、前年同期に比べて増益となったものの、セグメント営業利益は、前年同期に比べて減益となりました。

 この結果、売上高は、5,859,743千円(前年同期比72.1%増)、セグメントEBITDAは、1,637,451千円(前年同期比15.6%増)、セグメント営業利益は、1,225,113千円(前年同期比6.5%減)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 資産、負債及び純資産の状況

 当第3四半期連結会計期間末の総資産の残高は、136,369,274千円で、前連結会計年度末に比べ34,214,813千円増加いたしました。主な要因は、のれんが31,034,445千円並びに商品及び製品5,048,236千円増加したこと等によるものです。

 負債の残高は、19,316,112千円で、前連結会計年度末に比べ8,184,308千円増加いたしました。主な要因は、短期借入金が7,000,000千円増加したこと等によるものです。

 純資産の残高は、117,053,161千円で、前連結会計年度末に比べ26,030,505千円増加いたしました。主な要因は、利益剰余金が18,267,647千円及び為替換算調整勘定が4,632,516千円増加したこと等によるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、2,265,838千円であります。