MICS化学株式会社

上場廃止 (2024/01/30) 中本パックスの完全子会社化 化学プラスチックスタンダード

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02430 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

(経営成績)

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウィルスによる行動制限が緩和され、経済活動の正常化が進む一方、国際情勢の不安定化に伴う原料価格や燃料費の高止まりによる物価高の影響で、先行き不透明な状況が続いております。

このような状況のもと、当社グループでは原料価格等の値上げが続く中で、不採算案件の解消を進める一方、生産効率の改善や経費の抑制などにより、営業利益は前年同四半期比30.4%の増益、経常利益は前年同四半期比26.5%の増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は中本パックス株式会社による当社株式に対する公開買付け等の対応費用の計上により、前年同四半期比96.6%の減益となりました。売上高につきましては、新製品売上の立ち遅れや新規案件の獲得が想定通りに進まなかったことで、前年同四半期比8.3%の減収となりました。

当社グループの当第2四半期連結累計期間における業績につきましては、売上高1,262百万円(前年同四半期比8.3%減)、営業利益65百万円(前年同四半期比30.4%増)、経常利益68百万円(前年同四半期比26.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1百万円(前年同期は96.6%減)となりました。

 

(財政状態)

当第2四半期連結会計期間末における流動資産は2,614百万円となり、前連結会計年度末に比べ176百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が263百万円増加したものの、受取手形及び売掛金が182百万円、電子記録債権94百万円、有価証券が200百万円減少したこと等によるものであります。

固定資産は1,128百万円となり、前連結会計年度末に比べ10百万円減少いたしました。これは主に投資有価証券が11百万円増加したものの、建物及び構築物が8百万円、機械装置及び運搬具が12百万円、無形固定資産が4百万円減少したこと等によるものであります。

この結果、総資産は3,743百万円となり、前連結会計年度末に比べ187百万円減少いたしました。

流動負債は564百万円となり、前連結会計年度末に比べ171百万円減少いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が107百万円、短期借入金が3百万円、未払法人税等が37百万円、その他が26百万円減少したこと等によるものであります。

固定負債は14百万円となり、前連結会計年度末に比べ0百万円増加いたしました。

この結果、負債合計は579百万円となり、前連結会計年度末に比べ171百万円減少いたしました。

純資産合計は3,163百万円となり、前連結会計年度末に比べ15百万円減少いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益1百万円、剰余金の配当31百万円等によるものであります。

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ263百万円増加し、1,630百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は108百万円(前年同期は26百万円の獲得)となりました。

これは棚卸資産の増加額33百万円、仕入債務の減少額107百万円、法人税等の支払額43百万円等の減少要因がありましたが、売上債権の減少額276百万円、組織再編関連費用62百万円等の増加要因があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果得られた資金は189百万円(前年同期は54百万円の使用)となりました。

これは有形固定資産の取得による支出9百万円等の減少要因がありましたが、有価証券の償還による収入200百万円等の増加要因があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は34百万円(前年同期は21百万円の使用)となりました。

これは短期借入金の減少額3百万円、配当金の支払額31百万円があったことによるものであります。

 

(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、21百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。