売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01031 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

  当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善やインバウンド消費が増加する一方で、エネルギー価格や物流費の高騰、為替の円安の影響など依然として先行き不透明な状況が続いております。

 このような状況の中、電動工具業界からの受注は住宅需要の低迷と取引先の在庫調整の影響により減少しました。自動車業界からの受注は、半導体不足の解消により堅調に推移し増加しました。

 この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は38億11百万円(前年同四半期比15.4%減)、営業損失28百万円(前年同四半期は営業利益1億49百万円)、経常利益は29百万円(同84.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は23百万円(同71.3%減)となりました。

  セグメントの経営成績は、次のとおりであります。

  (イ)日本

 国内は、自動車部品及び電動工具部品の受注が増加し、売上高は18億28百万円(前年同四半期比11.8%増)となり、営業損失は25百万円(前年同四半期は営業損失77百万円)となりました。

  (ロ)中国

 中国は、電動工具部品の受注が減少し、売上高は17億29百万円(前年同四半期比30.1%減)、営業利益は21百万円(同91.1%減)となりました。

  (ハ)タイ

 タイは、電動工具部品の受注が減少し、売上高は2億87百万円(前年同四半期比33.6%減)、営業損失は26百万円(前年同四半期は営業損失4百万円)となりました。

 

②財政状態の状況

 資産合計は、前連結会計年度末と比べ45百万円減少し63億91百万円(前連結会計年度末比0.7%減)となりました。これは主に受取手形及び売掛金が42百万円、投資有価証券が1億18百万円増加しましたが、現金及び預金が1億96百万円、その他流動資産が35百万円それぞれ減少したことによるものであります。
 負債合計は、前連結会計年度末と比べ71百万円減少し12億19百万円(同5.6%減)となりました。これは主に繰延税金負債が52百万円減少したことによるものであります。
 純資産合計は、前連結会計年度末と比べ26百万円増加し51億72百万円(同0.5%増)となりました。これは主に利益剰余金が14百万円、為替換算調整勘定が17百万円増加したことによるものであります。

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2億62百万円減少し、11億23百万円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果獲得した資金は、51百万円となりました。収入の主な要因は、税金等調整前四半期純利益34百万円、減価償却費1億13百万円、支出の主な要因は、受取利息及び受取配当金30百万円、売上債権の増加額41百万円、法人税等の支払額79百万円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、3億24百万円となりました。支出の主な要因は、定期預金の純支出が57百万円、投資有価証券の取得による支出が1億32百万円、有形固定資産の取得による支出1億20百万円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は、9百万円となりました。支出の主な要因は、配当金の支払額9百万円によるものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

(5)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は2百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。