株式会社ヨンドシーホールディングス

ブランドなど:4℃アスティ
卸売業宝飾品プライムTOPIX Small 1

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02621 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の分析

 当第3四半期連結累計期間(2023年3月1日~2023年11月30日)におけるわが国経済は、行動制限の解除により緩やかな回復基調が続いたものの、物価上昇の長期化や国内外の金融政策、為替変動が国内経済に与える影響が懸念され、依然として先行き不透明な状況が続きました。

 流通業界におきましては、引き続き高額品の消費が好調に推移し、インバウンド需要も拡大を続けました。しかしながら、物価高騰による実質賃金の伸び悩み等、消費者マインドの本格的な回復に向けては不安要素が残りました。

 このような状況のなか、当社グループは、経営環境の変化に対しグループの強みを最大限発揮することで、お客様の期待を越える商品・サービスを提供し、更なる成長を目指してまいります。そして、信頼性の高い企業グループの構築に向けサステナブル経営を実践し、内部統制機能の強化、株主への利益還元、利益成長に繋がる中長期的投資等を実行することによって企業価値の向上に取り組んでおります。

 その結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高286億97百万円(前年同期比1.0%増)、営業利益13億37百万円(前年同期比28.0%増)、経常利益16億63百万円(前年同期比25.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益9億21百万円(前年同期比24.5%増)となりました。また、重要な経営指標として定めているのれん償却前営業利益17億9百万円(前年同期比20.6%増)となりました。

 

 セグメント別の業績は、次のとおりであります。

 

(ジュエリー事業)

 ジュエリー事業を展開するエフ・ディ・シィえねn・プロダクツグループは、引き続き事業構造改革を推進いたしました。ブライダル店舗の集約により減収となったものの、利益率が改善いたしました。ファッションジュエリーでは女性客の拡大、ECの拡大、顧客化の推進により、既存店売上高が前年を上回りました。特に、ECチャネルは引き続き好調に推移し、二桁伸長となりました。

 店舗の出退店につきましては、4店舗の出店、12店舗の退店、7店舗の改装を実施し、当第3四半期末における店舗数は143店舗となりました。

 その結果、売上高は116億87百万円(前年同期比6.3%減)、営業利益は6億1百万円(前年同期比12.0%増)と減収ながら増益となりました。

 

(アパレル事業)

 デイリーファッション「パレット」を展開する㈱アージュは、既存店が前年を上回ったことに加え、出店効果もあり、増収増益となりました。店舗の出退店につきましては、10店舗の出店、3店舗の退店を実施し、当第3四半期末における店舗数は100店舗となりました。

 アスティグループは、強みである海外生産基盤を背景に、主力取引先との取り組みが拡大し、売上高・利益ともに伸長いたしました。

 その結果、売上高は170億10百万円(前年同期比6.8%増)、営業利益は10億78百万円(前年同期比32.0%増)と増収増益となりました。

 

(2)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末における財政状態につきましては、資産は主に、商品及び製品が14億53百万円増加、投資有価証券が23億91百万円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して45億3百万円増加し、547億15百万円となりました。負債は主に、短期借入金が33億円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して47億62百万円増加し、167億59百万円となりました。純資産は、前連結会計年度末と比較して2億58百万円減少し、379億56百万円となりました。

 

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

 当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。