E03858 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に起因する行動制限の解除等により経済社会活動の正常化が一段と進み、雇用・所得環境の改善や政府の各種政策の効果もあり、緩やかな景気の回復が続きました。一方で、世界的な金融引き締めや中国における不動産市場の停滞等による海外景気の下振れリスクや、不安定な海外情勢等による原材料価格の高騰の影響等を引き続き注視する必要がある状況です。
このような事業環境のもと、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高は357億15百万円(前年同期比35億81百万円、11.1%増)、営業利益は109億51百万円(同41億11百万円、60.1%増)、経常利益は99億53百万円(同38億44百万円、62.9%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は76億14百万円(同19億44百万円、34.3%増)となりました。
各セグメントの業績は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
セグメントの名称 |
前第3四半期 |
当第3四半期 |
比較 |
|||
売上高 |
営業利益 |
売上高 |
営業利益 |
売上高 |
営業利益 |
|
ビルディング事業 |
29,767 |
6,941 |
33,198 |
11,026 |
3,431 |
4,084 |
アセットマネジメント事業 |
2,366 |
1,265 |
2,517 |
1,317 |
150 |
51 |
調整額 |
- |
△1,367 |
- |
△1,391 |
- |
△24 |
計 |
32,133 |
6,840 |
35,715 |
10,951 |
3,581 |
4,111 |
①ビルディング事業
ビルディング事業のうち、賃貸収益は、前期取得した平和不動産名古屋伏見ビル(愛知県名古屋市)及びアディット桜通り(愛知県名古屋市)の賃貸収益貢献及び空室の埋め戻しに伴う賃貸収益の増加等により、194億78百万円(前年同期比12億60百万円、6.9%増)となりました。また、物件売却収入は、販売用不動産売却の増加により、127億5百万円(同24億55百万円、24.0%増)となりました。これにその他を含めた本事業の売上高は、331億98百万円(同34億31百万円、11.5%増)、営業利益は、110億26百万円(同40億84百万円、58.8%増)となりました。
<売上高の内訳> (単位:百万円)
区 分 |
前第3四半期 |
当第3四半期 |
比較 |
賃貸収益 |
18,217 |
19,478 |
1,260 |
物件売却収入 |
10,250 |
12,705 |
2,455 |
その他 |
1,299 |
1,014 |
△284 |
計 |
29,767 |
33,198 |
3,431 |
②アセットマネジメント事業
アセットマネジメント事業のうち、アセットマネジメント収益は16億76百万円(前年同期比36百万円、2.2%増)、仲介手数料は8億40百万円(同1億14百万円、15.7%増)となり、本事業の売上高は、25億17百万円(同1億50百万円、6.4%増)、営業利益は、13億17百万円(同51百万円、4.1%増)となりました。
<売上高の内訳> (単位:百万円)
区 分 |
前第3四半期 |
当第3四半期 |
比較 |
アセットマネジメント収益 |
1,640 |
1,676 |
36 |
仲介手数料 |
726 |
840 |
114 |
計 |
2,366 |
2,517 |
150 |
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の資産、負債、純資産の状況は次のとおりであります。
|
(単位:百万円) |
|
前連結会計年度末 |
当第3四半期連結会計期間末 |
比較 |
資産 |
398,333 |
400,466 |
2,133 |
負債 |
279,009 |
278,042 |
△967 |
純資産 |
119,324 |
122,424 |
3,100 |
有利子負債 |
226,895 |
231,035 |
4,139 |
(注)有利子負債は、短期借入金、1年内償還予定の社債、1年内返済予定の長期借入金、流動負債 その他(一部)、
社債、長期借入金、長期未払金であります。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は4,004億66百万円となり、前連結会計年度末比21億33百万円の増加となりました。これは販売用不動産65億11百万円の減少等があった一方、キャプション by Hyatt 兜町 東京(東京都中央区)の建築費の支払い及びプレジオ新大阪ROUGE(大阪府大阪市)等の取得等に伴う有形固定資産70億31百万円及び仕掛販売用不動産5億19百万円の増加等によるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は2,780億42百万円となり、前連結会計年度末比9億67百万円の減少となりました。これは有利子負債41億39百万円の増加等があった一方、営業未払金48億30百万円の減少等によるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は1,224億24百万円となり、前連結会計年度末比31億円の増加となりました。これは土地再評価差額金2億90百万円及びその他有価証券評価差額金4億95百万円の減少があった一方、利益剰余金38億77百万円の増加等によるものです。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。