株式会社エアークローゼット

ブランドなど:airCloset
サービス業アパレルグロース

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E37796 


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当社は、「“ワクワク”が空気のようにあたりまえになる世界へ」をビジョンに掲げ、人々のライフスタイルが豊かになるサービスの提供を行っております。主軸の月額制ファッションレンタルサービス「airCloset」に加え、家具・家電を購入前にレンタルできるメーカー様公認の月額制レンタルモール「airCloset Mall」を展開しております。これらのサービス展開においてはモノの出荷だけではなく、返却、メンテナンスといったオペレーションが重要となるため、当社はこれまで循環型の物流プラットフォームの改善、磨きこみを継続してまいりました。

2023年10月には当該物流プラットフォームを活用した都度課金型の新しい取り組みである「Disney FASHION CLOSET」をスタートしており、まずは認知拡大に努めてまいります。

また、今後は循環型物流プラットフォームを、自社利用だけでなく、他の企業様にご活用頂く取り組みも推進してまいります。

 

当第2四半期累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行等による人流の増加、経済活動の正常化が進む一方、世界における情勢不安、資源価格の高騰や為替変動による物価の上昇など、景気の先行きについては不透明な状況が続いています。

このような状況の中、当社サービスにおいては、6ヶ月を超えて継続してサービスを利用しているロイヤル会員数の堅調な推移、長期契約コースの拡充等による継続率の改善等により、安定した会員数の伸びを実現しております。

当社は、情報量が爆発的に増加し、個人の時間価値が相対的に高まっていく現代社会において、パーソナルスタイリングの要素を強みとしてファッションレンタルサービスのパイオニアとしてのポジションを維持し、市場を牽引する立場として成長を続けております。

また、当社はサステナビリティの観点から転換が求められるファッション業界において、サーキュラーエコノミーを実現する企業としても事業推進を行っております。2022年には自社サービス内における衣服の廃棄ゼロを実現しています。加えて、2023年9月には、アパレル販売員向け衣服シェアリングの取り組みの本格始動や、レンタル提供を終了した洋服を販売するサステナブルな販売会「エコセール」を企業連携企画に拡大するなどの動きを行っております。

 

これらの結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高2,009,401千円(前年同四半期比11.9%増)、EBITDA(営業利益+レンタル用資産償却費+減価償却費)298,683千円(前年同四半期比221.6%増)、営業利益31,222千円(前年同四半期は74,835千円の営業損失)、経常利益23,259千円(前年同四半期は108,135千円の経常損失)、四半期純利益22,993千円(前年同四半期は156,865千円の四半期純損失)となりました。

なお、当社は、パーソナルスタイリング事業のみの単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。

 

(資産)

当第2四半期会計期間末における流動資産は1,866,931千円となり、前事業年度末に比べ38,693千円減少しました。これは主に、現金及び預金の減少51,814千円によるものであります。固定資産は747,670千円となり、前事業年度末に比べ149,074千円増加しました。これは主に、年間を通じての月額会員数の増加に応じて、必要在庫数が増加したことに伴いレンタル用資産が140,699千円増加したことによります。

この結果、総資産は2,614,602千円となり、前事業年度末に比ベ110,380千円増加しました。

 

(負債)

当第2四半期会計期間末における流動負債は1,045,812千円となり、前事業年度末に比ベ86,402千円増加しました。これは主に、資金調達により短期借入金が64,866千円増加したことによります。固定負債は986,781千円となり、前事業年度末に比ベ115千円減少しました。

この結果、負債合計は2,032,593千円となり、前事業年度末に比べ86,287千円増加しました。

 

(純資産)

当第2四半期会計期間末における純資産は582,008千円となり、前事業年度末に比べ24,093千円増加しました。これは、四半期純利益計上による利益剰余金の22,993千円によるものであります。

この結果、自己資本比率は22.2%となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末より51,814千円減少し、1,199,982千円となりました。

当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは379,576千円の収入(前年同四半期は135,515千円の収入)となりました。これは主に、税引前四半期純利益23,259千円及び減価償却費267,461千円等によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果支出した資金は489,970千円(前年同四半期は459,630千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出492,344千円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果得られた資金は58,578千円(前年同四半期は583,236千円の収入)となりました。これは主に、短期借入金の純増額64,866千円によるものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

該当事項はありません。