E04576 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、国内外における新型コロナウイルス感染症の度重なる感染拡大の影響により極めて厳しい状況を余儀なくされました。また、このコロナウイルス感染症の終息はいまだ見えず、今後の経済活動・その他に及ぼす影響は極めて大きなものがあります。
リゾートホテル業界におきましては、この影響が直撃しております。
当社におきましても、2021年4月1日に政府より発令のまん延防止等重点措置及び緊急事態宣言を受け、個人・団体需要の急減及びキャンセルが多発したことや、感染症拡大防止の観点から平日を中心に主力ホテルの一時休館をしたことから、売上高は対前年同四半期比では増加したものの伸び悩み、多額の損失を計上することとなりました。
その結果、当第1四半期会計期間の営業収益は348百万円と前年同四半期と比べ204百万円(141.5%)の増収となったものの、営業損失296百万円(前年同四半期は317百万円の損失)、経常損失311百万円(前年同四半期は341百万円の損失)、四半期純損失251百万円(前年同四半期は377百万円の損失)となりました。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等の適用により、営業収益は2百万円減少したものの、営業損失、経常損失に与える影響はありません。
セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。
[ホテル関連]
当セグメントにおきましては、新型コロナウイルス感染症の度重なる感染拡大に伴う政府のまん延防止等重点措置及び緊急事態宣言の発令を受け、主力施設である鴨川グランドホテルとホテル西長門リゾートにて、4月から平日を中心に休館日を設定いたしました。また、ビジネスホテルも外出自粛や移動制限に加え、渡航禁止措置によるインバウンド需要の蒸発により、売上高は対前年同四半期比では増加したものの大幅な損失を余儀なくされました。
その結果、営業収益は235百万円と前年同四半期と比べ178百万円(309.0%)の増収となりましたが、セグメント損失(営業損失)は261百万円(前年同四半期は262百万円の損失)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、営業収益は2百万円減少しましたが、セグメント損失(営業損失)は0百万円減少しております。
[リゾート関連]
当セグメントにおきましては、鴨川グランドタワー・ミスティイン仙石原・勝浦ヒルトップホテル&レジデンス共に、売上高は対前年同四半期比では増加したものの伸び悩み、大幅な損失を余儀なくされました。。
その結果、営業収益は96百万円と前年同四半期と比べ17百万円(22.5%)の増収となりましたが、セグメント損失(営業損失)は13百万円(前年同四半期は28百万円の損失)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、セグメント損失(営業損失)は0百万円増加しております。
[その他]
当セグメントにおきましては、リネン事業は新型コロナウイルスの影響により取引先の需要が弱く、売上高は対前年同四半期比では増加したものの大幅な損失となりました。
その結果、営業収益は15百万円と前年同四半期と比べ8百万円(109.6%)の増収となりましたが、セグメント損失(営業損失)は5百万円(前年同四半期は11百万円の損失)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、セグメント損失(営業損失)は0百万円増加しております。
当第1四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ315百万円減少し、6,269百万円となりました。
流動資産は、前事業年度末に比べ255百万円減少し456百万円となりました。これは主に、現金及び預金が123百万円、売掛金が74百万円減少したことによるものであります。
固定資産は、前事業年度末に比べ59百万円減少し、5,812百万円となりました。これは主に、建物が42百万円減少したことによるものであります。
流動負債は、前事業年度末に比べ213百万円減少し、4,418百万円となりました。これは主に、未払消費税等が141百万円減少したことによるものであります。
固定負債は、前事業年度末に比べ153百万円増加し、2,572百万円となりました。これは主に、長期借入金が175百万円増加したことによるものであります。
純資産は、前事業年度末に比べ255百万円減少し、△721百万円となりました。これは主に、四半期純損失251百万円の発生によるものであります。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
該当事項はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。