売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02743 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、株式市場が活況を呈しており、雇用環境についても改善がみられる一方、世界的な金融引き締めに伴う影響や、物価上昇によるコスト高や為替相場の変動が続いており、中東地域をめぐる情勢等、依然として先行きは不透明な状況が続いております。

インテリア業界におきましては、重要な指標である新設住宅着工戸数は、前年対比マイナス基調で推移しており、加えて原材料価格の高騰等の影響が顕在化しており、先行きも予断を許さない状況となっております。

当社は、2024年12月期から2026年12月期までの中期経営計画「Beyond-120」を策定し、事業ポートフォリオの再構築、資本コストを意識した経営、人財への積極的な投資を実行し、環境・社会課題への取組みとして、事業活動を通じてSDGsの達成に貢献してまいります。

この様な環境のもとで、当社の売上高は前年同期比2.9%減の8,427百万円、営業利益は前年同期比71.7%減の201百万円、経常利益は前年同期比74.2%減の180百万円、四半期純利益は前年同期比78.5%減の96百万円となりました。

セグメント別の業績は以下のとおりであります。

インテリア事業

壁装材見本帳“ライト”、“V-ウォール”、“ウィル”、“らくらくリフォームプレミアム”、カーテン見本帳“サーラ”、床材見本帳“クッションフロア”、“エルワイタイル”等を増冊発行し拡販に努めましたが、売上高は前年同期比12.2%減の6,040百万円となり、セグメント利益は前年同期比98.1%減の12百万円となりました。

スペースソリューション事業

新しい働き方に対応したオフィス空間構築を検討する顧客企業に対し、顧客ニーズに寄り添った提案活動に注力し、好調に推移いたしました。この結果、売上高は前年同期比32.9%増の2,386百万円となり、セグメント利益は前年同期比135.0%増の195百万円となりました。

その他事業

その他事業は営業損失6百万円となりました。

 

② 財政状態の状況

当第1四半期会計期間末の総資産は前事業年度末比1,525百万円増の21,695百万円となりました。

流動資産は前事業年度末比1,393百万円増の17,405百万円となりました。これは電子記録債権の減少(705百万円)等の減少要因はあるものの、主に現金及び預金の増加(943百万円)、受取手形、売掛金及び契約資産の増加(650百万円)、仕掛販売用不動産の増加(351百万円)によるものであります。

固定資産は前事業年度末比131百万円増の4,290百万円となりました。これは主に投資有価証券(投資その他の資産「その他」)の増加(78百万円)によるものであります。

負債総額は前事業年度末比1,552百万円増の13,184百万円となりました。流動負債は前事業年度末比1,580百万円増の12,063百万円となりました。これは主に短期借入金の増加(895百万円)、支払手形及び買掛金の増加(605百万円)によるものであります。固定負債は前事業年度末比27百万円減の1,120百万円となりました。

純資産は前事業年度末比27百万円減の8,511百万円となりました。なお、自己資本比率は39.2%となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 特記すべき事項はありません。