E02779 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績
当第3四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行したことに伴い、社会経済活動の正常化が進み、景気は緩やかながら回復傾向がみられました。一方で、ウクライナ情勢の長期化に加え、中東の緊迫化等の地政学的リスクによる不安定な世界情勢の影響から、海外景気の下振れ懸念、資源価格の高騰、物価上昇、円安の進行等依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況のなか、当社は各種展示会への出展のほか、付加価値の高い新商品の積極的な投入などにより引き続き代理店販売の拡充などに努めてまいりました。
この結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高6,963百万円(前年同四半期比3.0%減)、営業利益839百万円(前年同四半期比18.5%減)、経常利益857百万円(前年同四半期比18.8%減)、四半期純利益566百万円(前年同四半期比32.4%減)となりました。
商品群別の経営成績を示すと、次のとおりであります。
清掃機器関連
コロナ禍で納期が遅れていた搭乗式大型清掃機の販売が復調してきたこと等から、売上高は1,301百万円(前年同四半期比17.6%増)となりました。
洗浄機器関連
コンシューマー向けの家庭用リンサーや小型スチーム機器の需要が一巡したこと等から、売上高は3,516百万円(前年同四半期比4.1%減)となりました。
その他
清掃・洗浄機器用アクセサリーの販売が低調だったこと等から、売上高は2,145百万円(前年同四半期比10.8%減)となりました。
なお、当社は、環境クリーニング機器等以外の事業に関しては重要性が乏しいと考えられるため、セグメントの記載は省略しております。
(2)財政状態
(資産)
流動資産は、前事業年度末と比べて7.0%減少し、10,280百万円となりました。これは主として、有価証券が299百万円、商品が257百万円増加したものの、現金及び預金が1,168百万円減少したこと等によるものであります。
固定資産は、前事業年度末と比べて4.3%減少し、3,888百万円となりました。これは主として、繰延税金資産が130百万円、建物及び構築物が47百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)
流動負債は、前事業年度末と比べて12.8%減少し、818百万円となりました。これは主として、流動負債その他が75百万円、買掛金が64百万円増加したものの、未払法人税等が99百万円、未払金が98百万円、賞与引当金が55百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債は、前事業年度末と比べて1.4%増加し、1,026百万円となりました。
この結果、負債合計は、前事業年度末に比べて5.4%減少し、1,845百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前事業年度末と比べて6.4%減少し、12,322百万円となりました。これは主として、自己株式が724百万円増加したこと等によるものであります。この結果自己資本比率は87.0%となりました。
(3)研究開発活動
当第3四半期累計期間の研究開発活動の総額は、39,574千円であります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)資本の財源及び資金の流動性
当第3四半期累計期間において、当社における資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
(7)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(8)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。