プラス・テク株式会社

化学プラスチック

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00831 Japan GAAP


3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
 なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績

当中間会計期間におけるわが国経済は、経済活動の正常化に伴う緩やかな回復基調が続く一方で、物価上昇による影響に加え、欧米を中心とした金融引き締めや中国景気の減速による影響等、先行きに対し不透明感のある状況が続いております。
 このような状況の下、当社はコンパウンド事業・成形品事業共に需要の低迷により、売上高は31億8千万円と前年同期と比べ1億3千5百万円(△4.1%)の減収となりました。
 損益面につきましても、主要原料価格は落ち着いているものの、需要の低迷により、営業損失は5千4百万円(前年同期は営業利益4千6百万円)、経常損失は2千万円(前年同期は経常利益1億2千8百万円)、中間純損失は1千7百万円(前年同期は中間純利益9千万円)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

コンパウンド事業

上期は、自動車分野は生産台数の回復で数量が増加しましたが、電線分野や建材を中心とする産業材分野は需要減少により出荷数量が減少しました。
 この結果、売上高は26億7千5百万円と前年同期と比べ8千4百万円(△3.1%)の減収、営業損失は4千万円(前年同期は営業利益4千2百万円)となりました。

 

成形品事業

上期は、昨年販売好調であったエアーホースの販売が、建築分野(電動工具)の不振の影響を受け大幅に落込み、また問屋関係への販売も回復しない状況となりました。
 この結果、売上高は5億5百万円と前年同期と比べ5千万円(△9.1%)の減収、営業損失は1千3百万円(前年同期は営業利益4百万円)となりました。

 

 

生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。

① 生産実績

当中間会計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

金額(千円)

前年同期比(%)

コンパウンド事業

2,851,891

△2.4

成形品事業

477,571

△8.7

合計

3,329,462

△3.3

 

(注) 金額は、販売価格によっております。

 

② 受注実績

当社は、主として需要予測に基づく見込生産を行っているため、該当事項はありません。

 

③ 販売実績

当中間会計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

金額(千円)

前年同期比(%)

コンパウンド事業

2,675,028

△3.1

成形品事業

505,411

△9.1

合計

3,180,440

△4.1

 

(注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。

 

(2) 財政状態

当中間会計期間末における資産総額は69億5千7百万円となり、前事業年度末より8千7百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金の増加によるものであります。
 負債総額は53億2千7百万円となり、前事業年度末より1億5百万円増加いたしました。これは主に、買掛金の増加によるものであります。
 純資産につきましては16億2千9百万円となり、前事業年度末より1千7百万円減少いたしました。これは主に、繰越利益剰余金の減少によるものであります。
 当社は、自己資本比率向上のために継続して利益を確保できる企業体質を構築することが重要と考えております。

 

セグメントごとの資産は、次のとおりであります。

コンパウンド事業

当中間会計期間末におけるコンパウンド事業の資産は31億6千8百万円となり、前事業年度末より7千万円減少いたしました。これは主に、棚卸資産の減少によるものであります。

 

成形品事業

当中間会計期間末における成形品事業の資産は5億8千3百万円となり、前事業年度末より1千8百万円減少いたしました。これは主に、固定資産の減少によるものであります。

 

 

(3) キャッシュ・フロー

現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ1億9千3百万円増加し、3億6千4百万円となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは、2億8千8百万円の収入となりました。売上債権の減少、棚卸資産の減少等により、前年同期に比べ3億6千9百万円収入が増加いたしました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、1億4千4百万円の支出となりました。設備投資による支出の増加により、前年同期に比べ4千2百万円支出が増加いたしました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、4千9百万円の収入となりました。短期借入金の減少等により、前年同期に比べ1億6千9百万円収入が減少いたしました。

なお、当中間会計期間の設備投資の資金調達は主に自己資金及び借入金により賄っております。

 

(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。