E04551 Japan GAAP
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
当中間会計期間における熊本県内の景気は、長期化するウクライナ情勢や急速な円安の進行に伴って物価上昇が続きましたが、新型コロナウイルスの5類移行により社会経済活動の正常化が進み、企業収益や個人消費に持ち直しの動きが見られるなど、景気は緩やかに回復してまいりました。
この結果、当中間会計期間の当社の売上高は、1,149百万円と前年同期と比べ320百万円(38.6%)の増収となりました。経費につきましては、人材確保、施設の維持、販売促進など必要な費用以外は極力節減に努めましたが、販売費及び一般管理費は、877百万円と前年同期と比べ50百万円(6.1%)の増加となりました。この結果、営業利益23百万円(前年同期は営業損失185百万円)、経常利益12百万円(前年同期は経常損失198百万円)となり、中間純利益11百万円(前年同期は中間純損失154百万円)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
ホテル
客室部門、食堂部門及び宴会部門が、それぞれ増収となった結果、売上高は1,043百万円と前年同期と比べ317百万円(43.7%)の増収となりました。
イ.客室部門
売上高は、262百万円と前年同期に比べ58百万円(28.7%)の増収となりました。
ロ.食堂部門
売上高は、218百万円と前年同期に比べ7百万円(3.8%)の増収となりました。
ハ.宴会部門
売上高は、558百万円と前年同期に比べ252百万円(82.4%)の増収となりました。
ニ.その他部門
売上高は、3百万円と前年同期に比べ1百万円(28.7%)の減収となりました。
館外部門
館外部門合計の売上高は、106百万円と前年同期に比べ2百万円(2.7%)の増収となりました。
生産、受注及び販売の実績
当社はホテル業を主たる事業としているため、生産及び受注の実績は記載しておりません。なお、当中間会計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメント別売上状況
(2) 財政状態
当中間会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べ19百万円(0.8%)増加し、2,536百万円となりました。これは主に、現金及び預金が前事業年度末に比べ60百万円(30.6%)減少したものの、仮払金が前事業年度末に比べ69百万円増加したことによるものであります。
なお、セグメントごとの資産、負債等は、算出が困難なため、記載しておりません。
(3) キャッシュ・フロー
当中間会計期間における現金及び現金同等物は、営業活動により99百万円増加し、投資活動により98百万円減少し、財務活動により61百万円減少し、この結果、60百万円の減少となり、中間期末残高は137百万円(前年同期比9.6%減)となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、当中間会計期間において、99百万円獲得(前年同期は、32百万円使用)しております。これは、税引前中間純利益12百万円(前年同期は、税引前中間純損失154百万円)が主なものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、当中間会計期間において、98百万円使用(前年同期は、49百万円使用)しております。これは、前年同期と比較して、有形固定資産の取得による支出が、44百万円(93.8%)増加したことが主なものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、当中間会計期間において、61百万円使用(前年同期は、74百万円使用)しております。これは、前年同期と比較して、長期借入金の返済による支出が、13百万円(17.7%)減少したことが主なものであります。
当社の資本の財源及び資金の流動性は、営業活動によるキャッシュ・フローが得られると、借入金をまず返済し、また重要な資本的支出が発生した場合、営業活動によるキャッシュ・フローを充て、不足した場合には金融機関からの借入で補います。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更を行っておりません。