朝日観光株式会社

サービス業バス・タクシー

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04554 Japan GAAP


3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

経営成績等の概要

(1)経営成績

 当中間会計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症による影響が徐々に緩和され、社会経済活動

の正常化に向けた動きが活発であったものの、物価上昇による消費マインドの低下や、急速な円安の進行等もあ

り、依然として景気の先行きは不透明な状況で推移致しました。

 ゴルフ場業界においては、ゴルフが感染症リスクの低いレジャーである事から、来場者数が比較的堅調に推移し

ていましたが、行動制限の緩和によるレジャーの多様化等により、やや下落傾向となり、経済活動正常化に伴う人

手不足や、常態化された近隣ゴルフ場との集客競争激化もあって、経営環境は厳しさを増しています。

 このような情勢の中、当社は、令和4年12月から、鎌倉カントリークラブにおいて、リニューアルしたクラブハ

ウスでの営業を開始し、快適なプレー環境を提供するために組数制限を行なう一方で、令和5年4月に年会費値上げ

を行ないました。また、鎌倉パブリックゴルフ場における顧客単価の改善を図りながら、コースグレード向上に努

めて営業を行いました。

 その結果、来場者数は56,848人と前年同時期に比べ3.7%の減少となりました。年会費値上げの効果もあり、売上

高は988百万円(前年同期比4.9%増)となりましたが、クラブハウスリニューアルに伴うゴルフ場施設賃貸借料値

上げや減価償却費及び水道光熱費等増加もあり、営業損失は△6百万円(前年は39百万円の利益 )、経常利益26百

万円(前年同期比69.0%減)となりました。

 この他、法人税等5百万円等が発生したため、中間純利益は19百万円(前年同期比65.3%減)になりました。

 

(2)キャッシュ・フロー

 当中間会計期間におけるキャッシュ・フローについては、営業活動により204百万円増加、投資活動により138百万円減少、財務活動により77百万円減少し、この結果、現金及び現金同等物は11百万円の減少となり、当中間会計期間末には65百万円となりました。

 

 当中間会計期間における各キャッシュ・フローは次の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間会計期間において営業活動の結果増加した資金は、204百万円(前中間会計期間は168百万円の増加)となりました。

 これは主に税引前中間純利益25百万円、前受金の増加額120百万円等による資金の増加があったことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間会計期間において投資活動の結果減少した資金は、138百万円(前中間会計期間は47百万円の減少)となりました。

 これは主に貸付金の回収による収入173百万円、長期貸付けによる支出270百万円、有形固定資産の取得39百万円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間会計期間において財務活動の結果減少した資金は77百万円(前中間会計期間は112百万円の減少)となりました。

 これは社債の償還による支出22百万円、長期借入金の返済による支出55百万円によるものであります。

 

生産、受注及び販売の実績

販売実績

 当中間会計期間における販売実績を事業所ごとに示すと、次の通りであります。

区分

項目

当中間会計期間

自令和5年4月1日

至令和5年9月30日

前年同期比(%)

備考

鎌倉カントリークラブ

稼動日数

183日

100.0

 

入場人数

27,396人

94.5

 

売上高

429,520千円

106.1

 

構成比率

44.9%

 

 

鎌倉パブリックゴルフ場

天園練習場

稼動日数

183日

100.0

 

入場人数

29,452人

97.9

 

売上高

526,657千円

101.7

 

構成比率

55.1%

 

 

合計

平均稼動日数

183日

100.0

 

入場人数

56,848人

96.3

 

売上高

956,177千円

105.5

 

構成比率

100%

 

 

(注)この他に手数料収入等が、当中間会計期間に6,493千円あります。

   また、不動産収入が、当中間会計期間に25,996千円あります。

 

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)財政状態の分析

(資産)

 当中間会計期間末の資産は12,671,401千円と前事業年度末に比べ103,809千円の増加となりました。主な内訳としましては、関係会社長期貸付金40,000千円の増加等によります。

 

(負債)

 当中間会計期間末の負債は1,396,011千円と前事業年度末に比べ83,868千円の増加となりました。主な内訳としましては、借入金55,373千円の減少、社債22,000千円の減少、前受金120,599千円の増加等によります。

 

(純資産)

 当中間会計期間末の純資産は11,275,389千円と前事業年度末に比べ19,941千円の増加となりました。主な増加としましては、中間純利益による利益剰余金19,874千円の増加があります。

 

(2)経営成績の分析

 当中間会計期間における売上高は988,668千円(前年同期比4.9%増)、売上総利益は63,273千円(前年同期比44.1%減)、販売費及び一般管理費は70,231千円(前年同期比4.4%減)、営業損失は6,958千円(前年同期は39,743千円の利益)、経常利益は26,651千円(前年同期比69.0%減)となりました。

 営業外損益では受取利息17,931千円、支払利息996千円を計上し、中間純利益19,874千円(前年同期比65.3%減)となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況の分析

 当中間会計期間におけるキャッシュ・フローについては営業活動により204,381千円増加(前中間会計期間は168,807千円の増加)、投資活動により138,433千円減少(前中間会計期間は47,186千円の減少)、財務活動により77,373千円減少(前中間会計期間は112,398千円の減少)し、この結果、現金及び預金同等物は11,425千円の減少となり、当中間会計期間末には65,889千円(前年同期比81.7%増)となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動による資金の増加は204,381千円となりました。主な内訳として、税引前中間純利益25,571千円、前受金の増加額120,599千円、減価償却費40,259千円などによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動による資金の減少は138,433千円となりました。主な内訳として、貸付金の回収による収入173,600千円、長期貸付けによる支出270,000千円、有形固定資産の取得による支出39,373千円などによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動による資金の減少は77,373千円となりました。これは社債の償還による支出22,000千円、長期借入金の返済による支出55,373千円によるものであります。