E04615 Japan GAAP
(1)経営成績等の状況の概要
当中間会計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の概要
当中間会計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症が令和5年5月以降5類に移行され、行動制限の緩和など徐々に社会経済活動が正常化に向かいつつあります。しかしながら、ウクライナ情勢の長期化に伴う原材料及びエネルギー・食料価格の高騰、並びに世界的な金融引締めの影響により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような情勢の中ではありますが、会員及び利用者のみなさまに安全かつ快適な環境の中、ゴルフライフを楽しんでいただけるよう、クラブハウス等の改修工事を実施しております。
その他、コースコンディションの維持に努め、快適なゴルフ場作りに取り組んでまいりました。
以上の結果、当中間会計期間の入場者数は20,591人(前年同期比111.3%)となりました。
営業収入につきましては 335,233千円(前年同期比125.1%)、販売費及び一般管理費につきましては282,254千円(前年同期比113.5%)となり、経常収益は35,374千円(前年同期比333.4%)となりました。他方、前代表取締役等への役員退職慰労金30,920千円を特別損失に計上した結果、中間純利益は2,468千円(前年同期比34.6%)となりました。
セグメントの経営成績については、ゴルフ場事業及びこれに付帯する業務の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
②キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ92,908千円増加し、当中間会計期間末残高は419,335千円となりました。
また、当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は74,600千円(前年同期比129.5%)となりました。これは主に、役員退職慰労金が発生したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は100,856千円(前年同期比1,033.6%)となりました。これは主に、有形固定資産の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は119,163千円(前年同期は、使用した資金38,848千円)となりました。これは主に設備投資に伴う借入金によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
該当事項はありません。
c.販売実績
当中間会計期間の売上状況は次のとおりであります。
(千円)
科目 |
第63期中 (自 令和4年1月1日 至 令和4年6月30日) |
第64期中 (自 令和5年1月1日 至 令和5年6月30日) |
増減 |
内容 |
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メンバーフィー |
6,574 |
6,496 |
△78 |
|
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ゲストフィー |
103,899 |
133,361 |
29,462 |
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キャディフィー |
69,268 |
85,447 |
16,178 |
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事業収入 |
2,541 |
1,172 |
△1,368 |
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食堂収入 |
43,158 |
58,699 |
15,540 |
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売店収入 |
1,153 |
1,443 |
289 |
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使用料収入 |
16,962 |
22,691 |
5,729 |
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名義書換収入 |
5,600 |
7,900 |
2,300 |
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賃貸料 |
12,811 |
12,811 |
― |
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その他 |
6,107 |
5,209 |
△898 |
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合計 |
268,077 |
335,233 |
67,155 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
①財政状態、経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態について
資産合計は1,397,920千円となり、前事業年度末と比べて153,997千円の増加となりました。これは主に現金・預金が92,908千円増加したことと有形固定資産が89,622千円増加したことによるものであります。
負債合計は613,768千円となり、前事業年度末と比べて159,871千円の増加となりました。これは主に未払金32,308千円の増加と長期借入金112,713千円の増加によるものであります。
純資産合計は784,152千円となり、前事業年度末と比べて5,873千円の減少となりました。これは主に繰越利益剰余金が5,031千円減少したことの他、その他有価証券評価差額金が842千円減少したことによるものであります。
b.経営成績について
当中間会計期間における売上高は335,233千円(前年同期比67,155千円増)、売上原価19,298千円(前年同比4,544千円増)、販売費及び一般管理費は282,254千円(前年同期比33,669千円増)、営業利益は33,679千円(前年同期比28,941千円増)、中間純利益は2,468千円(前年同期比4,675千円減)となりました。
その主なものは、入場者が増加し収入が増加したことと役員退職慰労金の計上によるものであります。
②キャッシュ・フローの状況分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社の資金需要は運転資金需要と設備投資資金需要があります。運転資金需要の主なものは食材の仕入れ、コース維持管理に伴う肥料や消耗品の他、販売費及び一般管理費等の営業費用であり、これらの資金は自己資金で賄うことを基本としております。また、設備投資資金需要の主なものはゴルフ場付属設備及びコース管理用機械等に関する投資であり、これらの資金も自己資金で賄うことを基本としておりますが、今期は大きな改修工事を実施しているため設備投資に伴う借入も行っております。
③重要な会計方針及び見積り
当社の中間財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。
当社は、以下の会計方針が当社の中間財務諸表の作成において使用される当社の重要な見積りと判断に大きな影響を及ぼすものと認識しております。
a.貸倒引当金
当社は、債権の貸倒による損失に備えるため一般債権については、貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を勘案し回収不能見込額を計上しております。
b.税効果会計
当社は、繰延税金資産の回収可能性を検討した結果、将来の課税所得の見込み及びスケジューリングに基づき、回収可能性を十分に検討し、回収可能な額を計上しております。
なお、財務諸表の作成にあたって、資産・負債や収益・費用に影響を与える見積りは、一定の会計基準の範囲内において過去の実績やその時点での入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は、これらの見積りと異なる可能性があります。
また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積りにつきましては「第5 経理 の状況 1 中間財務諸表等 (1)中間財務諸表 注記事項 追加情報」に記載の通りであります。